猫に鈍器 | |
日々の雑感など | |
過去ログ 2009年04-06月 |
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06月29日(月) GX Works2 というわけで、いよいよリリースされます、 『 GX Works2 』。 LLT機能内蔵、位置決め用コンフィギュレータ内臓。 価格は、GX Developer と同じく、1ライセンス品で15万円 ( 定価 )。 ついでに、GT Designer と MT Developer の新ソフトも同時リリース。 3つあわせて、『 iQ Works 』 というセット品が割引価格で出るそうです。 (-ω-) まあ、色々と改善されてるんでしょうけど、特に構造化プログラミングには力を入れたみたいですね。 時代の趨勢には逆らえず、ってところでしょうか。 三菱は、ハードにしろソフトにしろ、新旧の互換にはちゃんと気配りしてくれるので、その辺りの 心配はないんでしょうけど・・・いつこいつを導入するかは、各社悩みどころですね。初期品は どうしたってバグが怖いですし。 うちはどうすんだろ。 さて、明日より出張なので、一週間ほど更新はお休みいたします。 ではでは。 (* ´∀`) ノシ 06月28日(日) あれ? 何気なく 「 シーケンサ タッチパネル 」 でGoogle 検索したら、この 『 猫に鈍器 』 がトップにきていて噴いた。 まあ、たまたまなんだろうけど。それにしても、Google 先生の検索ロボットは、結構マメにきているんだろうか。ちょっと怖い・・・。 さあ、また一週間がんばりましょう。 06月27日(土) ラベルプログラムを使ってみよう! ラベルプログラムを使うと、誰にでも分かりやすい回路を組むことができます。 こんな回路です。早速、LLT使ってモニタしてみましょう。 現場帰り、とある居酒屋さんにふらっと入りました。( 飲んでたら ) に自己保持がかかります。 ところが、店を出ようと思って財布をのぞいたら、足りません。 [ 財布の中身 < 飲み代 ] ( やべえ足りねえ ) フラグが立ってしまいました。 ( 何とか帰れた ) フラグを立てないと、 ( 飲んでたら ) がOFFになりません。 携帯を取り出し、「 家に電話 」 を入力します。 携帯電話に向かって、 「 平身低頭 」 パルスを何度も入力し続けます。 ( ペコペコ ) はカウンターです。10回カウントすると、カウントアップします。 ( ペコペコ ) がカウントアップし、( 何とか帰れた ) フラグが立って、ようやく ( 飲んでたら ) コイルが落ちました。 ラベル設定はこんな感じです。 ラベルプログラムって、組んでて情けなくなりますね。 ( 変な結論 ) 06月26日(金) 徹夜仕事 仕事で徹夜するなんてね、ステータスでも何でもない。 1. 自分の能力とは関係ないところで、徹夜せざるをえない状況に呑み込まれたため。 2. いよいよ追い詰められるまで、ダラダラといい加減に仕事をしていたため。 世のサラリーマンの徹夜仕事の99%は、この2つのうちどちらか。 なまじ仕事ができるばかりに自分に仕事が集中し、なまじ責任感が強いから徹夜してでもこなしている。 ・・・なんて思って徹夜仕事している人がいたら、そのうちの99%は勘違いだ。 それほどに仕事に優秀で、責任感もある人格的にも立派な人間なら、徹夜仕事を押し付ける上司や会社に堂々と抗議をすればいいし、 抗議を受け付けないような会社なら辞めればいい。優秀で立派な人間なら、次の仕事先くらい、いくらでも見つかるでしょ? 俺も昔から随分と徹夜仕事はしてきたし、これからもするだろうけど、その理由は必ず上の1か2のどちらかだ。自慢にもならんが。 え? 自分はお前とは違う? ・・・うん、そうかもね。君は残り1%の、本当に優秀な人間だ。 06月25日(木) CP1E OMRONが今売り出し中のPLC に、CP1E というのがある。CPUとI/Oが一体型のタイプ。 「 パッケージPLC 」 などと呼ぶのだそうだが、このタイプは各社それぞれにあって、呼び方も 色々なんでまあ、その辺りはどうでもいい。 で、このCP1Eには、他社PLC のプログラムをコンバートできるという、ちょっと画期的な 機能がある。具体的には、三菱のFX1S、FX1N、それからシーメンスのS7-200 という 同タイプ ( パッケージ型 ) の3機種。機種は少ないとはいえ画期的ではあるが、それも、 まあいい。 ちょっと気になったのは、以下のようなことだ。 CP1Eは、構造化プログラム用言語が使えない。FBやSTは使えないってことね。で、これは 三菱のFXシリーズも同じこと。ってことは、結局はニーモニックの置き換えにすぎないんで、 他社製品のプログラム・コンバートといっても技術的には恐らくさほど難しくはないはず。実際、 これまでもそういう変換ソフトは存在していた。 ところが、である。 三菱の新しいソフトウエアである 「 GX Works2 」 では、FXシリーズでも構造化プログラムが組めるらしいのだ。つまり、FBやSTが 使えるのだ! FBやSTを使いまくって構造化しまくったプログラムのFXを、ラダー言語しか持たないCP1Eはどうやってコンバートする のか!? なんて、ちゃんと調べれば分かることなんだろうけど、マルチタスク処理中限界間近の今の俺にはその余裕がないのよ。もちろん、ただの 言い訳だけどね。 中途半端な情報でごめんね。はっきりしたことが分かったら、また書くから。 (つд;) 06月24日(水) 探してません 今日さ、用事があってちょっと立ち寄りしてから会社行ったんだけど。とある駅前をウロウロしてたらさ、急にツカツカっと 50年配の男性が寄ってきて、 「 お兄さん、もしかして仕事探してる?」 ってニコやかな顔で話しかけてきたわけよ。手配師だな。やっぱ、俺みたいのが平日午前中に、スーツも着ず繁華街ウロウロしてると、 そう見えるのか。妙に納得しちゃったよ。 (-_-) ところで、昨日は更新時の転送トラブルで、このページが派手に文字化けしてしまったのでした。もしとんでもない文字化けに遭遇して しまった方がいらっしゃいましたら申し訳ありませんでした。m( __ __ )m 修正したけど、まだ残ってるかもしれません。 06月23日(火) フリーズ一歩手前 ちょっと厳しくなってきました。同時進行している仕事が多すぎて、リソース不足って感じ。
まあ、ここを更新しているうちは大丈夫。 06月22日(月) ラダつく その13 カウンタ 中の人などいない! (#゚д゚) 今回はカウンタです。 カウンタの扱いは、タイマに似ています。打ち込み方は、コイル ( F7 ) を打ってから、デバイス+設定値。カウンタのデバイスは 「 C 」です。 ──( )── を打ってから、 C 0 K10 タイマと同じく、デバイス C 0 と設定値 K10 の間は1文字分スペース。Kはタイマと同じく10進数を表します(16進は使えません )。 「 K10 」 は、「 10回数えたらカウントアップ 」 という意味です。 タイマとの大きな違いは、どんな状態の時に数値が増えるかということです。タイマの場合は、条件がONの時に、現在値がどんどん 増えていきましたね。しかし、カウンタの場合は、「 OFF → ON 」 になった瞬間に、現在値が1加算されます。「 立ち上がりでカウント 」 なんて言い方もしますが、「 立ち上がり ・ 立ち下がり 」 という概念はまた近いうちあらためて説明します。 なんてゴチャゴチャ言うとややこしいですが、ハードのタイマやカウンタと同じです。 例によって、論より証拠で具体例。 コンベアをワークが次から次へと流れて行きます。ワークが10個流れたら、ストッパを出して、一時的にワークをせき止めるものとします。 ストッパは、15秒間経過すると、自動的に引っ込んで、再びワークが流れ出すようにします。 ワークが通過するたびに、センサが ON-OFF します ( X5 )。 X5 が OFF-ON するごとに、カウンタ C 0 は1ずつ加算されます。設定値である10に到達すると、カウンタ C 0 は カウントアップして、出力 Y21 とタイマ T1 がONします。 タイマ T1 が設定時間 ( ここでは15秒 ) 経過してタイムアップすると、カウンタ C 0 をリセットします。カウンタがリセットされ 再び最初から繰り返します。 LLT起動。こんな感じです。上図は、カウンタが8回まで数えたところ。 忘れた方のために言いますと、入力 X5 にカーソルをあてて、Shift + ダブルクリック すれば、X5が ON-OFF を繰り返します。 カウンタが数えてる様子をモニタしてみましょう。 10回カウントしてカウントアップしました。C 0 がON状態になり、その下にぶら下がっている出力 Y21 がONすると同時に、 タイマ T1 が動き始めています。上図は、5.5秒経過したところ。T1 がタイムアップすると、C 0 がリセットされて、自動的に Y21もOFFになり、タイマもOFFになります。 カウンタとタイマのもうひとつの大きな違いは、「 カウンタはリセットしてあげなくてはいけない!」 ということです。 タイマは、条件がOFFすれば自動的にOFFしますが、カウンタはそうはいきません。 ・・・と言っても、これもハードと同じですね。 前回、SET-RST をやりましたが、RSTにはこんな使い方もあります。コイルやカウンタだけでなく、タイマ現在値やレジスタも クリアできるんですね。 ぶっちゃけ言っちゃうとね、カウンタって初心者用命令かも。ラダー技術が上達してくると、カウンタ命令というのはあまり 使わなくなります。レジスタ使う方が簡単で応用がきくんですね。もちろん、「 レジスタ 」 の話はまた後日じっくりやります。 さて、ここで問題。 カウンタはリセットが必要です。上図では条件を作ってタイムアップでリセットしましたが、 「 カウンタは、自分のカウントアップで自分自身をリセットできるか!?」 さあ、どうかな。LLT使って実験してみてね! 06月21日(日) ソフトの耐えられない重さ T4観てきたよ! (`・ω・) 「 パパ~、パソコンってなあに~?」 って訊かれたら、 「 オートアップデートとウイルススキャンをするために作られた機械だよ。ハッハッハッ 」 と答える。 シーケンサ及びタッチパネルのソフトも、重くなる一方だ。 もっとも、パソコンのソフトというのは、すべからくそんな感じだ。WindowsというOS自体が そうだ。アンチウイルスからゲームに至るまで、ソフトはどんどん大きく重くなる。 しかし、流れが変わることもある。 開発側が、これでもかというくらい機能を詰め込み、 「 おおっ、これは素晴らしい!」 とか 「 高機能で便利で最高です!」 とか 「 至れり尽くせりで 感動しました!」 などという賞賛の言葉を待ち受けていたら、 「 重いんだよボケ!」 とか 「 使う側の身になって考えろ!」 とか 「 何でもかんでも詰め込みゃ いいってもんじゃねーだろ!」 などという罵声ゴウゴウ。慌てて軽量化に取り組むという流れだ。 どんなもんかはよく知らないが、Windows7というやつもそうらしい。Norton先生を始めとした アンチウイルスもそう。Norton先生なんかは、2006の頃が最高にクソ重くて、「 軽さ 」 をウリに した他のソフトにシェア食われて慌てて軽量化を始めた。最近はかなり軽くなってる。 ということを前提にシーケンサ、タッチパネルというFAソフトに目を向けると、恐らく現在は重さの臨界点。つまり、高機能を目指すあまりに どんどん重く大きくなったあげく、ユーザーから 「 重いんだよ、ボケ!」 の声が出始めたあたりではないか。典型的な例が、あまりの重さに ユーザーにそっぽ向かれかけた GP-ProEX とか、ハードディスク容量を2.5GB以上も必要として 「 何様だ、お前 」 状態のCX-ONE あたりか。GXだって、ラベルプログラム使うと、あからさまに重くなる ( 特にオンラインの時に顕著 )。 流れを変えるのはユーザーだ。 「 高機能なんだから、多少は重くても仕方ない 」 なんて諦めるのはやめよう。 「 作業効率アップ!」 を目的とした機能の詰め込みすぎ が、逆に作業効率を落としているという事実を認識させよう。ユーザーが声を出さないと、開発側の勘違いは是正されないぞ。 06月20日(土) 百億の徹夜と千億の徹夜 今日は1日中、C ADやってた。 すまん! マジすまん! ちょっと切腹してくる (。。;) 06月19日(金) アナログ式で2点押しする手段を考える あー、まだ頭いてー。 何度か書いたとおり、アナログ抵抗膜式のタッチパネルというのは、2点押しが できません。 2点押しができないと言うより、2点押しちゃうと、その中間地点が反応しちゃうん ですね。ですから、うかつに2点押ししちゃうと、スイッチが効かないどころか、誤動作 の原因にもなります。 ちなみに、DS iというのはアナログ抵抗膜式です。 だからほら、右の写真のとおり、リンダとパオラに同時にタッチすると、その中間に いるカチュアが選択されてしまうわけですよ。 (´□`) この特性を逆用してだね、ダミーのスイッチ ( スイッチに見せかけたただの図形 )を 2個設け、本当にONさせたいスイッチを透明スイッチにして、その2個の中間に配置 するってのはどうだろう。 ・・・ なんてね。そうはうまくいかないんだ、これが。この項、続くかも。 06月18日(木) 光陰矢のごとし 本日は、定期健康診断に行ってきました。 バリウム ( ゚Д゚ ) ウマー ・・・ って書くのも3度目か。歳月人を待たず。関係ないけど、「 デス・スター 」 と 「 デルタ・スター 」 って似てるよね。 すまん、健診から帰ってきてから何だか妙に頭が痛くて、自分でも何書いてんだかわからんわ・・・。今日はもう寝るです。 06月17日(水) サッカーネタです 負けはしたけど、ナイスゲーム。 こうやって少しずつ積み重ねて行ければ、1年後にはマジでベスト4を狙えるようになってるかも しれないぞ! ある意味で、一番キッツイ負け方だった。実力差がそのまま結果に出ただけの試合。 なんとか互角にやれていたのは、闘莉王と松井だけ。 それでも精一杯応援しようじゃないか。我らが代表だ。 06月16日(火) 必見! 御室愛アルバム 今日は久しぶりに横浜まで行ったヨ。
なお、愛さんをご存じない方はこちら 2007年01月31日の項 2008年04月08日の項 OMRONさん、ありがとう! ヽ(´ー`)ノ ただ、贅沢言うと、私が本当に知りたいのは、I-Web以前、「 初代 」 よりもさらに以前の 「 おむろ あい 」 ちゃんなんだけどなあ・・・。 06月15日(月) ケーブルフィッシャー 「 せぇ~~のっ!」 「 せぇ~~のっ!」 「 せぇ~~のっ!」 「 せぇ~~のっ!」 以上、ケーブルを引っ張る時の掛け声でした。 ( ゚ ∀゚ )
いや今日ね、近所でこれ使って、木の上のカラスの巣を落とそうとしてる人見かけたんで、何となく思い出しただけ。 06月14日(日) ラダつく その12 SET-RST 忙しいとかボヤキながら、今日はマリンスタジアム行ってたヨ。 ( ゚ ∀゚ ) 今回は、SET ( セット ) 命令、RST (リセット ) 命令のお話。 通常、内部コイルM は、条件がOFFになるとOFFします。OFFしないためには、自己保持回路を組む必要がありますね。 ここで、自己保持を組まなくても、ON状態を保持するための命令語が 「 SET 」 です。「 RST 」 は、ONしたままのコイルを OFFするための命令語です。 論より証拠。回路を見てみましょう。 外部から、モータ過負荷 ( サーマルトリップ ) 信号が入力したとします。コイルM10がONします。 マグネットのサーマルを復帰させると、入力X3はOFFになりますが、コイルM10はONしたままの状態を保持します。 M10をOFFするためには、RST命令をONさせます。上図の場合は、X4 ( 外部のリセット押しボタンが押された ) という入力で、 M10がOFFされます。 要するに、以下のような自己保持回路と等価です。 さてここで、例によって 「 ラダーの並べ方 」 が重要になってきます。 ハードリレーにもラッチリレーというのがあって、SET-RSTという2つのコイルを持っているものがあります。多くのラッチリレーが、 もしSETとRSTの両方のコイルに同時に電圧が印加された場合は、RST動作になります。 では、シーケンサではどうなるかというと、下に書いてある命令が優先となります。優先というよりは、例えば上の行でSETによって ONされたコイルが、下の行のRSTによるOFFで上書きされるといった方が正しい認識かもしれません。 上図で書いたSET-RSTはRST優先ですね。ところが、下図ように並べると、SET優先となります。 等価回路は、 ここにどんな違いがあるでしょうか。 下図のような、このM10をモータ運転指令のインターロックとして利用した例だと分かりやすいかな。 モータ過負荷フラグM10がONしている時は、運転指令M0 は絶対にONしません。 さてここで、以下のような状況を考えてみます。 ・ サーマルはトリップしたまま ・ リセット押しボタンを押しっぱなしにした状態で、運転PBを押す。 もし、SET優先の場合は、リセット押しボタンが押されっぱなし ( X4がONのまま ) でも、M10はONしているので、運転出力命令M0は ONせず、従って外部出力Y10もONしません。すなわち、MC ( マグネット ) への運転指令がでません。 ところが、RST優先の場合は、リセット押しボタンを押している間に限り、サーマルがトリップしているにもかかわらず、運転PBを押せば マグネットに運転指令を出してしまうんですね。 そりゃね、実際にはリセット押しボタンを押しながら運転PBを押すなんてマネはしないかもしれません。でも、万一の場合でも、ラダーの 組み方しだいで妙な動作を回避できるということです。 話の順序が逆になりますが、SET命令、RST命令をラダーで打つには、 ──[ ]── というファンクションを使います。 通常のコイルは、──( )── でしたよね。通常のコイル ( MとT ) 以外の命令語は、 ──[ ]── を使うと 覚えておきましょう。 具体的には、F8ファンクションキーを押してから、「 SET M10 」 ( SETとM10の間は1文字分スペース ) と打ち込みます。 ファンクションはF8。これは絶対に覚えましょう。アイコンはここにあります。 様々な命令語は、このF7かF8のいずれかから打ち込み、前述したようにただのコイル以外はF8のお世話になることがデフォルトに なります。 GX Developerを立ち上げて、実際に打ち込む練習をしてください。 LLTを使って、SET優先、RST優先の実践をしてみれば、なおGOOD! SET-RSTは便利な命令語ですが、これを嫌う人も結構います。 大きな理由のひとつは、「 2重コイル 」 の温床だということです。ラダーでは、同一デバイスのコイルを複数回使うことは、決して禁止 ではないけれども、バグの原因になることが多かったり、モニタしづらかったりで敬遠されるんですね。ところが、SET-RST回路という のは、イヤでも2重コイルなんです。 ( ;^^) ( ただし、ツールでは2重コイル扱いにはされません ) そして、SET命令とRST命令を離して書いちゃうと、どういう条件でコイルがONして、どういう条件でOFFするのかがとても分かりづらく なります。 とはいえ、結局は使い方しだい。先輩に 「 SET-RST は使うな!」 と言われても、唯々諾々として従う必要はこれっぽっちもありません。 使える機能は全て柔軟に使いこなしてこそのラダーなんですから! 06月13日(土) 週刊ニパ子ちゃん その22 なんか、すっごい忙しくなってきました。 うちの見積もりは上げ底してませんヨ! 06月12日(木) FA現場のP ID制御 その3 P IDを含むアナログ ( プロセス処理 ) を持つ制御というのは、シミュレーションが難しい。 アナログ信号というのは、D IOに比べて、非常に模擬がしづらいのだ。 たとえばプロセスCPUを使ったP IDの動きを確認しようとする。単純にSV・PV要素がひとつならいいが、 カスケード制御系のようにSVやPVが複数になってくると、もうお手上げである。 だって、キャリブレータなんてそう何台もないしねー。あわあわとキャリブレータ操作に手間取っている時間 = 無駄時間になってしまうわけよ。 他にも、温度や流速で工程を進めるシーケンスなんかだと、もたもたしているうちに工程渋滞出して ステップ終了しちゃったり。 (>_<) このあたりは、キャリブレータではなく、模擬用のタッチパネル使って数値入力してみたりしても状況は あまり変わらない。んで、結局どうしてもテストしたい場合は、PLC で模擬プログラムを組んじゃうのね。 ループひとつごとに、任意の時定数でMVに対しPVが返ってくるようにとか。任意のステップに進んだら、自動的に温度を上げてみたり とか。 こういう、手入力による模擬ではシミュレーションしづらくて模擬プログラム作っちゃうのは、プロセスだけじゃなく、サーボとかでもそう。 ・・・ そうか、苦労しているんだな ・・・ などと思っていただいて、設計費をネゴらないでもらえると嬉しかったりするかも。 ( ゚ ∀゚ ) 06月11日(木) ラダつく 余談の3 ラダーを打つ前に
具体的には、例えば、内部コイル 「 M 」 。XやYと違って、自分が好きなようにアドレスをふることができます。それだけに、 きちんと計画して割り付けしないと、あとで泣きが入ります。 あくまで一例ですが、こんな感じ。 ・ M 00000 ~ M 00999 ・・・ シミュレーション用、あるいはダミー接点用、トレース用として、使わずに残しておく。 ・ M 01000 ~ M 01999 ・・・ イニシャル処理、時計データ用。 ・ M 02000 ~ M 02999 ・・・ 入力バッファ、通信バッファ、FROM-TO命令用。 ・ M 03000 ~ M 03999 ・・・ インターロックデバイス用。 ・ M 04000 ~ M 04999 ・・・ 手動操作用。 ・ M 05000 ~ M 07999 ・・・ 自動シーケンス、ステップシーケンスなどのプログラムの中心部。 ・ M 08000 ~ M 08999 ・・・ アラーム処理用。 ・ M 09000 ~ M 09999 ・・・ タッチパネルデバイス用。タッチパネル上の押しボタンやランプ用のデバイス。 ・ M 10000 ~ ・・・ 予備。 つまり、「 M 」 というデバイスの 「 何番から何番までは何用 」 というように、用途によってエリアを決めてしまうのですね。事前にきちんと 決めて、簡単でいいからEXCEL なんかでメモにしておく。当初のプログラム作成はもちろんですが、数ヵ月後、数年後に改造が発生した 場合、とても役にたちます。 06月10日(水) グダグダ W杯ベスト4かあ・・・ W杯ナメとんのかっ! (#゚д゚) ・・・あーあ、言っちゃった。大文字太文字ピンク文字で。 (-_-) 本戦になってからも 「 課題を修正して 」 なんて平気で口にしてそうで怖いよ。 すまん、今日はそれだけ。テンション低。 06月O9日(火) 活線作業 今日久しぶりに、「イプシロン・デルタ 」 という言葉を耳にした。悶絶しそうになった。 (。。;) さて ・・・ 「 ワイはしびれる牌しか打たんのや~っ! 」 ・・・ というわけでもないですが、電気工事の世界には 「 活線作業 」 というのがあります。 活線作業とは、電気がきている、電圧がかかった状態のまま、電線を切ったりつなげたりする、それはそれは デンジャラスな作業です。とはいえ、電工屋さんと違い、盤屋さんの場合は基本的には活線作業というのはない ・・・ はずなのですが、実際には現場改造工事とかでは、結構あったりするんですね、これが。 活線作業については、安衛法その他に規則のようなものはありますが、まあ、結局のところ作業者の心がけしだいです。 ・ 絶対にナメてはかからない ( 保護具や専用工具の準備も含めて )。 ナメてやばかった例 → 2007年05月01日の項 ・ ひとりきりではやらない。また、活線作業中であることを、周囲に熟知させる。 いや、実を言うと、今日感電したんだわ・・・ (T△T) 06月O8日(月) 絶縁抵抗測定と耐電圧試験
ここで難しいのは、電子機器類です。分電盤はともかく、シーケンサ、インバータ、コントローラ、時には マイコン基板までワサワサと抱いている昨今の制御盤は、うかつにメガーや、まして2000Vなんて ぶっかけようものなら、何が壊れるか分かりません。 機器類のほとんどは、メーカーが取説や仕様書に、耐電圧について記載しています ( 「 AC2000V 」 とか、「 耐電圧するな!」 とか )。それらをよく調査の上、かけていい箇所とかけては いけない箇所を明確にする必要があります。特に、ラインフィルタだの、スイッチング電源だの、アレスタだの は要注意。 横着厳禁! どうしても判断に迷う時はかけない! 耐電圧試験範囲、外す ( 浮かせる ) 箇所、ジャンパする箇所を、事前に単結や展開図上に表記しておく のが良いでしょう。 06月O7日(日) 祝・W杯出場! ヒョーゥ (*^ー^)八(^o^*) ヒョーゥ ホントに嬉しいなあ・・・。これで楽しみが増えた。 06月O6日(土) 週刊ニパ子ちゃん その21 ネコは1日20時間寝る。うらやましいかぎりだ。 ヒョ~~ゥ! 06月O5日(金) 前夜 シミュレーション中です。構成は、 三菱Q 2台、三菱A ( 小型 ) 1台、デジタルタッチパネル2台、仮想DCS用 PC QどうしはEthernet、QとAはNET/10、タッチパネルは1台が Ethernetで1台が422。 さて、いよいよ明日はウズベキスタン戦。勝ってW杯出場を決めるだろう ( 予想は2-0 )。 サウジともイランとも、そして韓国とも戦わずに決めるW杯出場。それでもやっぱり、嬉しいよ。 06月O4日(木) 徹夜の艦隊 また新しいお引き合いを頂きまして、打ち合わせに。2日続けてスーツ着るのは3年ぶりくらいだな。 今年はまだ徹夜してませんが、来月は間違いなくする気がします。 06月O3日(水) 共時性 スーツ着て会社行くと、「 どっか行くの? 」 とか 「 あ、今日は打ち合わせ?」 とか訊かれます。 正解です。 (-_-) 俺って分かりやすいよな。現場行く日は作業着着てるし。 そんなわけで今日は、新しいお引き合いを頂いたので現地に打ち合わせ兼現調に行ってきま した。 /^o^\フッジッサーン が近くに見えるいいところです。 共時性というのか、不思議なもので、似たような案件が同時進行するケースがよくあります。 今回頂いた案件は、某社製のPLC+サーボを別某社製に置き換え、というものなのですが、 全くの別件で、マイコン制御+サーボを某社製PLC+サーボに置き換え、というお引き合いの 設計中でもあります。 どちらも面白そうなお仕事なので、実作業する時が楽しみです。 (`・ω・) 06月O2日(火) 別物 GP-ProEX を、ようやく2.5にアップデートしました。 ・・・ ってかさ、これ、アップデートじゃないでしょ。ソフトとして別物でしょ。2.1や2.2の時もそうだったけど、 ダウンロードファイルをインストールすると、前のバージョンはバージョンで、しっかり残ってるもんね。 2.5をインストールする時、2.2を自動的にアンインストールしないのは何でなんだろう。 ちなみに、新しいバージョン ( 今回の場合2.5 ) をインストール後に、古いバージョン ( 同2.2 ) をアンインストールしても、 特に支障はありません。 今のところ、 ・ JPEG画像の読み込みがかなり速くなった! (⌒-⌒) ・ パスワード用のシステムウィンドウがでかくなった! (⌒-⌒) といったあたりがナイスな改善点として気づいたところです。 06月O1日(月) 回路シミュレータで遊ぼう! 使いやすく面白いフリーの回路シミュレータを紹介します。 『 LTspiceⅣ 』 というやつ。 いわゆる、SPICEシミュレータですね。 ずいぶん以前からあり、そこはかとなく有名なのでご存知の方も多いと思いますが、いつのまにか日本語ページができているわ、地道に バージョンアップしているわで、なかなかナイスです。
たとえば、この記号は抵抗です。右にコンデンサ、コイル、ダイオード ・・・ もう、説明なんてなくたって分かりますね。
鉛筆マークで、配線をつなげていきます。C AD やってる人なら、笑っちゃうくらい簡単に操作できます。
こんな感じです。上がトレンド。R1 には6A、R2には4Aの電流が流れるということがシミュレーションされています。 下の回路図を、そのまま編集できます。また、回路図にカーソルを持っていくと、テスタのアイコンやクランプのアイコンにカーソルが変化 して、測定したい箇所の電圧、電流をモニタすることができます。 ごくごく単純なオームの法則を実演してみましたが、かなり精密で複雑なオペアンプ回路なんかもシミュレーションできますし、バイアス 回路の検証なんかもできます。さらに、ネット上には、様々なSPICEモデルも紹介されています。 あまり電子回路に詳しくない人でも、ゲーム感覚で遊べますよ。 (^O^) 05月31日(日) SCADALINXPro 書き忘れてましたが、先日はエム・システムさんがSCADA の製品紹介に 来てくれました。 これね → http://www.m-system.co.jp/scadalinxpro/index.html スクリプトを扱い慣れている人なら、色々と凝ったマネができて面白そうです。 使ってみたいな。 ところで、最近のSCADA、データロガーソフトは、専用USBメモリをドングル 代わりに使ってクライアント数限定するものが多いですね。 さて、5月も終わり。6月も湿気に負けずにがんばりましょう。 05月30日(土) ラダつく その11 コメントのつけ方 デバイスコメントのつけ方には、2種類あります。 まず、プログラムでデバイスをうつごとに、コメントもあわせて書く方法。 ツール → オプション から、「 プログラム共通 」 タブにある 「 コメント入力 命令書込み時、続けて行う 」 にチェックを入れます。 デフォルトはチェックがついていません。ここにチェックを入れておくと、デバイスをうつごとにコメントをその場でつけられるようになります。 その前に、ひとつ準備。 表示 → コメント表示 をクリックして、ここにもチェックを入れておきましょう。ここにチェックがないと、コメントはラダー上には 表示されません。 ここも、デフォルトではチェックが入っていません。 コメントを表示させずにラダーだけ見ることはあるのか? まあ、たまにはあります。コメント表示しないと、その分行間が詰まって一度に多くのラダーを見ることができますので、 何か目的があってモニタするような場合はコメント表示しません。んが、基本はコメントは必ず表示。 なお、1つのデバイスに対するコメントの最大文字数は、半角32文字です。 文字数はオプション → データ全般 の文字数選択で変更できますが、デフォルトは最大の32文字になっていますので、 あえて変更する必要はないでしょう。 デバイスをうつと、続けてコメントが書けるようになります。 こんな感じで、デバイスをうつごとに、コメントもつけていきます。 もうひとつの方法は、あらかじめコメントだけまとめて書いてしまう方法です。 ワークスペース ( プロジェクトデータ一覧 ) にある、「 デバイスコメント 」 の 「 COMMENT 」 をダブルクリックすると、 コメントをまとめて書けるシートがでてきます。
このシートは、EXCEL で書いたデータをコピペできます。このコメント・シートは、カット&ペーストが不自由だったり、 数値の加算機能とかもないショボさなので、EXCEL を上手に利用してコピペすると作業効率があがります。 ( GX Works では、このあたりはだいぶ改善されているらしいです ) 通常は、入出力デバイス ( X,Y ) のように、事前に使用目的が決まっているデバイスは、あらかじめまとめて書いて しまっておきます。 M だとかT だとか、実際にプログラムを組みながら ( 考えながら ) 作っていくデバイスは、デバイスをうつごとにコメントも 考えてうつ、という方法が一般的でしょうか。ま、そのあたりは自由なので、個人でやりやすいようにやればいいのだと思います。 余談ですが、英数字やカタカナを全角で書くか半角で書くかといった問題も、個人の自由と好みです。 ただ、個人的には、半角で書ける文字はできるだけ半角で書くことをお勧め。なにしろ、最大半角32文字しか使えませんから、 きちんと内容が分かるコメントをつけるためには、できるだけスペースを節約して、多くの文字が書ける方が望ましい。 Web上で半角カタカナというのが嫌われているせいか、半角カタカナを使うことを悪だと思われている方も少なくないようですが、 GX Developer 上では文字化けするようなこともありませんので安心して使ってください。 ではまた。 ヽ(´ー`)ノ 05月29日(金) ラダつく その10 コメントをつけてみる 分かりやすいプログラムを作るコツやテクニックは色々とありますが、「 きちんとコメントをつける 」 という作業は基本中の基本です。 ありていに言えば、きちんとしたコメントをつけていないプログラムというのは、 ・・・ と倍南さんに怒られても反論ができずに、うなだれるしかないプログラムだということです。 ・ 自分にしか意味が分からないコメントは厳禁。ラダーはお客さんに提出し、お客さんが眺めるものと思って理解しやすい コメントを。 ・ コメントがついていたりついていなかったりも厳禁。必ず、全てのデバイスにコメントをつける。 さて、ラダーでいう 「 コメント 」 は、原則としてデバイスに対するコメントです。X0、M 243、T125 ・・・ といったデバイスに 1対1の関係でつけていきます。この辺り、たとえばC 言語の 「 /※ ○○○○ ※/ 」 のようなプログラム自体に対するコメントとは、 ちょっとニュアンスが違いますね。 ためしに、先日作成したプログラムにコメントをつけてみましょう。 コメントのないラダーと比べてどうですか? 分かりやすさが格段に違います。 実際のところ、たとえば現地で装置を立ち上げ、試運転とかするじゃない? で、当然プログラムをあちこち修正するわけですよ。 で、デバイスを追加して書く時に、コメントを入れないでやっちゃう誘惑というのは大きいわけ。その修正プログラムがちゃんと動くかは 分からないし ( 書き直す可能性大 )、お客さんやら元請けの責任者やらが、「 早く直せ!」 オーラを発散していたりするわけよ。 そんな状況の中で、ついついコメントをつけるのを後回しにしちゃったりするわけよ。 その時はいいよ、自分では理解しているし。でも、そのままほったらかしておくと、後になって確実に困るわけよ。数ヵ月後に改造とかする 段になって、「 はて、このデバイスは何?」 なんてことになることは確実。さらに、デバイス重複使用の元凶になることも。 とにかく、平素からコメントは横着せずに間違いなくつけるクセを身に着けておくこと。 明日は、コメントをつける方法を実戦的に。ではまた。 ヽ(´ー`)ノ 05月28日(木) こんな3時起きなら大歓迎
05月27日(水) いよいよ世紀の一戦! 今日は早く寝るよ! ( ゚ ∀゚ ) 3時半に起きなくちゃいけないからな。 05月26日(火) ST プログラムの読み出し ちょっと実験。 まず、ST でプログラムを書く。 これまでのようなFB での使用ではなく、実プログラムとして作成。プログラム自体は、 XA0 がONしたらM0 をセットし、XA1をON したらリセットする というだけの単純なもの。ラダーが存在しないプログラムね。 シーケンサに書き込み。機種はQ06H。普通に書き込み完了して、動作も正常。モニタもちゃんとできます、もちろん。 次に、プログラムを新規作成。ただし、ラベルは使わない設定にする。さきほど書き込んだプログラムを、シーケンサから読み出してみる。 上図のようなアラートが出る。かまわず読み出してみると・・・。 STで書いたプログラムが、ラダーとして読み出された。まあ、確かにXA0 がON でM0 がセット、XA1 がONで リセットだから、 等価回路。 このラダーに、RUN中書き込みをしてみる。ためしに、XA1 の後ろにb接点を1個追加して書き込み。書き込み自体はできるが、 こんな注意事項が。 最後に、また新しくプログラム作成。今度はラベルを使う設定にする。で、また読み出しをしてみる。読み出しは普通に完了。 しかし、読み出されたST プログラムには、RUN中書き込みした分の接点は反映されていない。大元のST プログラムが出てきただけ。 当然、照合すると不一致になる。 こうなってしまったら最後、シーケンサから正しいプログラムを読み出すことはできない。 せいぜい、 1.ラベル使用でST プログラムを読み出す。 2.ラベル不使用でラダー化されたプログラムを読み出す。 3.両者を比較して、正しい ( と思われる ) プログラムを再構築する。 といった感じで復元できれば幸せね、って感じだ。 ・・・うーん、本当にそうかな~。 ST言語っていったって、結局実行プログラムはラダーってことだ。つーか、アセンブラコードでしかないってことだ。ST言語は スクリプトじゃないのよー。いや、スクリプトって呼びたきゃ呼んでもいいけど、どう見てもインタプリタではないよね。当たり前か。 というわけで、とりあえず実験終了。そのうち続きやります。 ( ^-^ 05月25日(月) 定期点検 パソコンに限らず、電気品というものはある日突然壊れます。機械部品のように 磨耗が目に見えるものでもなければ、目視点検で異常が見つけやすいものでも ない。それでも、兆候を見つけ出したり、事前に防止することは可能です。 制御盤、分電盤などの定期点検では、概ね以下の通り作業をします。 ・ 絶縁抵抗測定。これは必ずやる。 ・ 端子の増し締め。地味だけどかなり大切な作業。 ・ コイルを持つ機器部品は、コイル抵抗値の測定。 ・ 電圧値、電流値の測定。定格を知らないと意味がない。 ・ 時には、無線機器の電界強度測定や光ケーブルの減衰率測定とか。 ・ バッテリ類 ( シーケンサやUPSなど ) 、タッチパネルバックライトなどの定期 交換。アバウトなお客さんには、積極的に交換を勧めることも重要。 ・ 一般的な外観検査、清掃。盤内も5年もすればホコリだらけ。 また、盤用ファンのフィルタなどは、まめに清掃してくれるようなお客さんは 正直言ってかなり少ない。 ・ シーケンサやインバータのエラーログを見たり、稼働時間のチェック。 特に、周囲環境が劣悪で機器としての寿命が著しく短くなっている可能性がある現場や、サージ ( 特に雷サージ ) の被害にあいやすい 現場では注意が必要です。 当社では、既設盤のメンテナンスも積極的に請け負っております。ぜひご用命を。 05月24日(日) 壊れた パソコン壊れた。 自宅PC がついにダウン。ちょっと前から挙動が怪しかったのだけど、昨日とうとう、本格的ににっちもさっちもどうにもブルドッグ状態に なってしまった。 Windowsの起動がかかると、例のブルー画面が出る。セーフモードですら立ち上がらず、コマンド・プロンプトすら打ち込めない状態。 何度電源入れなおしても同じ。 結局、PC が持っているリカバリ機能を使ってしまった。おかげで、C ドライブはアプリもファイルも全削除でまっさらな状態に。 ただ、本当に残しておきたいデータ ( 写真だの色んなメモだのアプリケーション・フォルダだの・・・ このホームページのデータ、資料を 含む ) は別ドライブに入れておいたので助かった。要するに、起動ドライブが初期化されてしまったということね。 昨日更新しなかったのは、そんな事情です。実は、今日の更新はいろいろとテストを兼ねていたりする。ちゃんとアップされるかな。 05月22日(金) タッチパネルでアンサーを模擬 フィーゴ日本に来ないかな~! (・∀・) できれば、名古屋に。 ← 2006年W杯準決勝後、フィーゴとジダンの抱擁シーン。動画期間限定アップ。 ( 音が出ます ) さて、タッチパネルをシミュレーションで使う小技。三菱GOTの場合。 GOTには、「 状態監視 」 という機能があって、シーケンサとビット、ワード データのやり取りが簡単にできます。 たとえば、シーケンサで 「 X0 」 というビットをONさせたら、タッチパネル から 「 Y10 」 というビットをONさせて返す、といったことです。 この機能を使って、たとえばシーケンサとタッチパネルの通信確認をしたりも できます。シーケンサで 「 M0 」 をONしたら、一定時間内に 「 M1 」が 返ってくるかどうかを監視するわけですね。 タッチパネルをI/Oの模擬としてシミュレーションで使う時、いちいち 手でタッチするのが面倒なフラグの場合、この状態監視機能を使って自動的に フラグをたてることができます。 たとえば、 ・ バルブやシリンダーに出力命令を出した時に、アンサー信号が自動的に 返ってくるようにする。 ・ 同様に、MC の出力命令を出したら、アンサーが戻ってくるようにする。 ・ コンベアが任意の距離を移動した時、ワーク検出センサ信号が自動的に 返ってくるようにする。 上図の例では、「 シーケンサの出力 Y100 がOFFの時には、タッチパネルで XBE をONさせる 」 というフラグを作っています。 これは、バルブ開指令 ( Y100 ) がONしていない時には、閉アンサー ( XBE ) をONさせる、というシミュレーションに使って います。 こんな感じのアンサーの模擬スイッチをわざわざ作らなくても、自動的にアンサーがきてくれるわけですね。 ハードの模擬における、スイッチ・ランプの代わりにリレーを使って自動的にアンサーを返すのと同じです。 スクリプトを使ってもいいんですが、GOTは15シリーズだとオプションボード積まないとスクリプト使えないし、点数が少なければこっちの 方が手っ取り早いですよ。デジタルの場合は、ロジックプログラム機能を使ってもいいです。 では、よい週末を! (* ´∀`) ノシ 05月21日(木) 徹夜の竜 現場の制御屋は、孤高の仕事人。 60時間寝てないと、妖精見えてくるよな、マジで。 05月20日(水) ラダつく 余談の2 手っ取り早くレベルアップするには ああもう、チャンピオンズ・リーグ決勝が楽しみで仕方ないよ。怪我人が多い分、バルサ不利か。 (;一_一) とにかく、サッカー史上に残る名勝負を期待。 さて、少しでも早くラダー技術をレベルアップするコツのひとつは、他人が作ったプログラムを 見まくることです。 ラダー技術習得というのは、マネっこの技術と言ってもいいです。同じ目的を持った回路でも、 人によって組み方が、時にはは微妙に、時には大きく違うのがラダーの面白いところ。そんな中 から、自分が理解しやすく、優れていると感じられるものを取捨選択して、自分の技術に取り 込んでしまうのが上達の近道。 よく、「 他人が組んだプログラムは読みにくい 」 と言います。私も言うことがあります。 でもそれは、「 ヘタクソなラダーは読むのが大変 」 という意味であって、全く読めないというの とはぜんぜん違います。 この世に、読めないラダーなんてものは存在しません! 上手に組んでいるラダーはとても読みやすいですし、感心したり参考にしたりすることも多い です。ヘタクソなラダーは、それはそれで反面教師にすればOK。 レベルアーップっ!! ラダーなんてものは、反復して身体に覚えこませるような技術じゃありません。マネっこ上等。 マネしてるうちに理解もできますし、それ以上のものを工夫することもできるようになります。 05月19日(火) ラダつく その9 リレーシーケンスを置き換えてみる練習の2 「 理系・文系 」 の次は、「 草食・肉食 」 かあ。 ・・・っとに忙しいねえ。 ( ´ー`) 仕掛け人さんたちも大変だな。 で、本題。ラダーはこんな感じです。 運転押しボタンが押されると[ X0 ]が入力して、内部リレー [ M0 ] で自己保持。 [ M0 ] がONすると、外部出力 [ Y10 ] がONして、マグネットを励磁します。 停止押しボタンが押されると [ X1 ] が入力して、[ M0 ] はOFF、従って [ Y10 ] もOFFしてマグネットも落ちる。 異常検出リミットが働くと、[ X2 ] が入力して、タイマ [ T0 ] がON。タイマ [ T0 ] はONが10秒間継続すると 接点ON。 [ T0 ] 接点がタイムアップでONすると、やはり [ M0 ] の自己保持は切れます。 LLT を起動してシミュレーションしてみまよう。 LLTを起動すると、こんなモニタ画面になります。 運転押しボタンONをシミュレートします。[ X0 ] にカーソルをあてて、Shiftキーを押しながらダブルクリック。 [ X0 ] がON状態になり、[ M0 ] はONして自己保持がかかります。 この押しボタンはモメンタリ ( 押している間だけON ) という想定ですので、もう一度 [ X0 ] をShiftキーを押しながら ダブルクリック。OFFに戻します。それでも当然、自己保持で [ M0 ] はONしたまま。 この状態で、今度は [ X2 ] をONさせてみましょう。ONさせたままにすると、タイマ [ T0 ] がカウントを始めます。 シーケンサのタイマは100msタイマ ( 0.1秒タイマ )がデフォルトです。慣れてくると、高速タイマ ( 10ms ) を使ったり、 自分で好きなクロックのタイマを作ったりもできますが、まずは シーケンサのタイマの基本は100ms だと覚えておいてください。 さて、この辺で色々基本的な疑問も出てくると思います。 ・ タイマの 「 K100 」 って何? とか、 ・ なんで [ T0 ] なの? [ T9999 ] とかじゃダメなの? とか 「 K100 」 というのは、10秒を表します。 「 K 」 というのは、「 10進数ですよ~! 」という意味です。 これはめちゃめちゃ大事な約束事なので、覚えてください。シーケンサは、10進だけでなく16進 ( H で表す )だとか文字列だとかを 扱いますので、この数値がどんな意味を持った数値であるかを指定しなくてはいけないんですね、 10進数で100、かつ0.1秒タイマだから、100×0.1 = 10.0秒を表しているのです。 ちなみに、ラダーを打つ時は、F7キーでコイルを打ってから、「 T0 K100 」 と打ち込みます。T0 と K100 の間はスペースを 1個打ちます。 次に、なんで [ T0 ] なのか。5月10日の項を見てください。デバイスというのは、点数と使用範囲が決まっています。 この表を見ると、タイマ[ T ] の場合は、0~511 の512点が使えます ( CPU機種によって違います )。この範囲なら、 好きに使ってかまいません。だから、[ T0 ] じゃなくて、[ T196 ] とかでもOKです。でも、[ T9999 ] はダメなんですね。 ためしに [ T9999 ] って入れてみてください。ツールが文句を言ってきます。 上図は、タイマが7秒までカウントした状態です。 10秒数えてカウントアップすると、タイマ接点がONして自己保持が切れました。 LLTを使えば、実機がなくてもこんな感じで自分が作った回路の動作をシミュレーションすることができます。色々と回路を 作って動かしてみましょう。 さて、以下はおまけ。 昨日のリレーシーケンス図をそのまま忠実にラダーにすると、下図のような並びになりますね。 別に、これでもちゃんと動作します。問題なし。 でも、プロなら前の図のように、X2の回路 ( タイマの行 )を上に持ってきます。何でかというと、シーケンサというのは、 上から下へと順番に回路を動作させます。前記したように、ラダーの最初の行から順番に動作させて、最後の行までたどりついた時の状態で、 出力すべきものを出力します。これが、「 1スキャン 」 であり、スキャンが終了するまでの動作状態は、途中経過にすぎないんです。 こういう出力方式を、「 リフレッシュ出力 」 なんて言い方もします。スキャンが終了するたびに、結果をリフレッシュしているんですね。 コンピュータなんかは、基本はダイレクト出力、ONしたものはその場でONするという方式です。厳密に言えば、コンピュータも処理の 仕方で色々できますし、シーケンサにもダイレクト出力機能というものはあります。でも、「 シーケンサの基本はリフレッシュ出力 」 である ことはとても重要な概念ですので、常に頭に入れておいてください。 ・・・ ということから、なんで X2 の行を先に書いたか分かりますでしょうか。 X2 の行を自己保持回路の後ろに書いちゃうと、「 T0がタイムアップしたスキャンでは、自己保持は切れない 」 ということになるからです。 次のスキャンまで待つことになるわけですね。 現実的には、スキャンタイム分だけ、自己保持が切れるのが遅れることになります。LLT上では 100ms、実機では恐らく0.01秒以下の 話です。 0.01秒遅れたところで、99.9%の設備には何の問題も発生しないでしょう。でも、この並び順というものを常に意識してラダーを 作れない人は、自分が考えた通りに動作しなくて悩んだり、タイミングによってはバグになって痛い目に会います。 参考 2008年08月23日の項 もっとはっきり言えば、並びの大切さを考えていないラダーというのは、プロの仕事ではありません。 この 「 並べ方 」 だのスキャンだのの話は、いずれあらためて書くつもりです。 ではまた。 ヽ(´ー`)ノ 05月18日(月) ラダつく その8 リレーシーケンスを置き換えてみる練習の1 ウォッカ強すぎだろ・・・ もうちょっと夢見させてくれてもいいじゃないか・・・ (つд`) では、四の五の言わずに実践編。 リレーシーケンス回路を、ラダーに置き換えてみましょう。使うデバイスは、 入力 X、 出力 Y、 内部リレー M、 内部タイマ T Mというのは、要するにリレーです。ソフト上のリレー。ハードリレーと同じで、同一デバイスでコイルと接点の両方が使えます。ハードと 決定的に違う点は、接点が無限に ( 原理的にという意味で、もちろん現実には無限ではないですが )使えるということ。たとえばハードの MY4リレーだと接点は4つだけですが、ソフト上のリレーでは100個でも200個でも接点が使えます。 ついでだから言っちゃうと、コイルも無限に使えます。ただ、同じデバイスのコイルを2回使うことを 「 2重コイル 」 などと言いまして、 決して違反ではないけれども、邪道扱いされることが多いです ( この2重コイルの話は、また別の機会に詳述します )。とりあえず、同一 デバイスのコイルは1個だけと考えて扱うようにしましょう。 T はオンディレータイマです。設定時間入力が継続すると接点がONします。扱い方はMと同じです。 接点の記号は2種類。 ───| |──── a接点 F5キーで打てます ───|/|──── b接点 F6キーで打てます ハードよりもむしろ簡単です。ハードの場合、通常のab接点の他に、タイマだとかサーマルだとかリミットSWだとかで記号が違いますが、 ラダーではこの2種類しかありません。内部タイマも接点記号は同じです。「 T 」 というデバイスゥ体がタイマであることの証明ですので、 わざわざ記号で区別する必要がないんですね。 コイルの記号は1種類だけ。 ───( )──── F7キーで打てます ますます簡単ですね。そのうち ───[ ]─── なんてのも出てきますけど、それはまた後の話。 では問題。以下のリレーシーケンス回路を、ラダー化してみましょう。 運転ボタン 「 PB1 」 が押されるとリレー 「 RY1 」 が自己保持して、マグネットをONして運転します。 停止ボタン 「 PB2 」 が押されると停止します。また、異常検出リミットSW が10秒間継続してON状態になると、やはり停止します。 ・・・ という単純な回路です。シーケンサには、16点入力ユニットと16点出力ユニットを1台ずつ設けます。 外部からの入出力の関係を分かりやすく描くと、以下のような回路になります。 黄色く囲われている部分が、入出力ユニットで外部とやりとりする部分です。早速、GX Developer 立ち上げて回路を作ってみましょう。 とにかく習うより慣れろ。ツールをいじらないと始まりません。では、正解は明日。 (^o^)/ 05月17日(日) 高齢化
もうひとつは ( ひとつ目と関連しているが )、初めから 「 PLC プログラマーになる! 」 つもりで就職活動をする 学生なんていないのである。この辺が、コンピュータプログラマーとの決定的な違い。 ただでさえ若者が入ってきにくい業界なのに、不況で転職しづらくなったり、新人を1から教える余裕が企業になく、 すでに予備知識を持っている人間に上乗せでやらせざるを得ない状況が続いているのだ。 PLC プログラマーなんて、現場出ての実戦経験を経てナンボだから、ベテランはますます現場に出る機会が増え、 即戦力にならないルーキーは現場に出られずいつまでたっても成長しない。 かくして、現場でラダー見つめているのは、酸いも甘いも噛み分けたオッサンばかりになるという理屈だ。 (-人-) 05月16日(土) いろいろと買う 再開します。文庫以外で最近買った本。
05月12日(火) 少々お休みします TOPページのリンク画像をちょっと工夫してみましたが、気づいていただけたでしょうか。 さて、都合により数日間更新はお休みいたします。 05月11日(月) アプリケーション情報 読んでる人がいるかどうかも知らず細々と続けている 「 ラダつく 」 にも関係ある話ですが、 『 GX Developer 』 が ついにバージョンアップする とのことです。マイナーアップデートではなく、アプリケーションとして別物になるということですね。 ← 初耳の方の代弁をしてみました その名も 『 GX WORKS 』 とか何とか・・・。 ・・・って、今も 『 GX WORKS 』 ってありますけどね。これは、単純に GX Developer と LLT と GX Explorer と各種コンフィギュレータのセット品 ( まとめて買ってお買い得ってだけ )。 そうでなくて、GX Developer ( もちろんバージョン・アップ版 ) に、LLT その他をオールインワン化した アプリケーションが発売されるそうです。早い話が、『 CX-ONE 』 や 『 KV STUDIO 』 と同じノリのもの。 ・・・ マネっこ? (;´Д`) 予想ネタ 2008年07月24日の項 2008年08月03日の項 不確定情報ですが、リリース開始は7月頃らしいです。もうすぐですね。 実は今日、三菱さんがデータロガーユニットやらイーサ付きCPUやらの製品紹介とデモをやりにきてくれまして、その席上でのお話。 もうベータ版はできていて、新しいDeveloper 画面もちょっと見せてもらいました。今まさに、最終的なバグ潰ししているんですね、 きっと。 初期ロット品は、バグが怖いですけど、出たら購入しないわけにはいかないでしょうね・・・。 05月10日(日) ラダつく その7 デバイス 入出力アドレスの話をしてきましたが、シーケンサでは他にもたくさんのアドレスがあります。三菱では、「 デバイス 」 という呼び方をして いますので、ここでも今後はデバイスと呼びます。 三菱の一大特徴は、全てのデバイスに必ずアルファベットの接頭語が付くということ。そして、このアルファベットで、そのデバイスの性質が 分かるしくみになっています。Xなら外部からの入力、Yなら外部への出力、といった感じですね。 個々のデバイスの用途や意味、使い方はまた順次説明していきますが、 1.まず初期段階で覚えるのは、 X ( 入力 )、Y ( 出力 )、M ( 内部リレー )、T ( タイマ ) とりあえずこれだけ覚えておけば、リレーシーケンスをシーケンサに置き換えることが問題なくできるようになります。既存のちょっとした リレー盤をシーケンサに置き換えよう! なんて時に、いちいち盤屋やソフト屋に頼んで大金払わなくてもよくなります。 (^_^;) 2.ちょっと先に進んで、 C ( カウンタ )、L ( ラッチリレー ) ハード回路でも、カウンタやラッチリレーはたまに使いますね。でも、やや特殊で機器の値段が高かったり使い勝手が悪かったりすることも あります。シーケンサでは、非常に気軽にこれらが扱えるようになります。 3.いよいよプロの世界へ。 D ( データレジスタ ) データレジスタは、数値を記憶するデバイスです。四則演算をはじめ様々な関数の計算や、温度や圧力値を外部から取り込んでおく ことができます。EXCELのセルのようなものだとでも思っておいてください。数値を扱うことで、シーケンサはリレーシーケンスに比べ、 飛躍的にメリットが大きくなります。単に数値を記憶するだけでなく、色んな応用的な使い方ができます。データレジスタを使えるように なれば、第一段階終了といったところです。 (^o^) 4.金を稼げます。 B ( リンクリレー )、W ( リンクレジスタ ) これらは、ネットワーク専用のデバイスです ( 厳密に言うと、M,Dの代わりにも使えますが )。シーケンサどうしでネットワーク、あるいは CENTUMのようなDCSとの通信に使うデバイスです。とりあえず、通信という用途に特定したM、Dだと思ってくれていいです。 他に、S ( ステップリレー )だのF ( アナンシエータリレー ) だのとありますが、これらは用途限定で、使わなくても充分にラダーは 組めます。 では、次回は X、Y、M、T を使ったラダーを作ってみましょう。 05月O9日(土) ラダつく 余談の1 入出力アドレスの話 今日は土曜だけど、当社は出勤日。でもさすがに電話もメールもほとんどなくって、何となく社内ものどかでした。
次にまた16点入力ユニットが並んだ場合のアドレスは、001.00 ~ 001.15 となります。 つまり、三菱の 「 X0 」 が、OMRONでは 「 000.00 」 に、「 X1F 」 が 「 001.15 」ということに なります。面白いですね。 他メーカーでは、富士やSHARP 、キーエンスもほぼOMRON式です。横河やFANUC の場合は三菱と同様、頭にX,Yが付きますが、 アドレス構造自体はやはり OMRON式です。つまり、「 ユニットNo.+ そのユニットでの順番 」 という構造が入出力アドレスでは一般的。 また、この場合の16点表記も、ほとんどのメーカーは 0 ~ 15 を使い、三菱のような 0 ~ F というタイプはむしろ異端です。 ( もっとも最近では、三菱を意識してか、キーエンスにしろOMRONにしろ、XY式が使えたりするようにもなってたりもします ) 三菱は確かに業界最大シェアで、このラダつくでも三菱で話を進めていますが、必ずしも三菱の方式が 「 定番 」 ではないということだけ、 頭の片隅にでも置いておいてください。 それにしても、OEM を除けばどのメーカーも ( 時には同一メーカーでもCPU 機種によって )こんな基本的な部分でさえバラバラ。 困ったもんですね。 05月O8日(金) 虹 いやもう、今日はこれが見れただけで幸せ。 ( ´∀`) 05月O7日(木) ハードとソフト どこ行ってもうたんやの原君ではないけれど、ソフトは得意中の得意だけどハード知識は イマイチ ・・・という人もいれば、逆にハードなら知識も経験も豊富だけどソフトはちょっと ・・・ という人もいます。盤屋でいう 「 ハード 」「 ソフト 」 とは、 ・ハード ・・・ リレーシーケンスの読み書き、ブレーカ、マグネット、インバータといった 機器部品にまつわる知識、保護協調、トランスの結線種類、熱対策、定格値の 決め方、JEMやら技術基準やら内線規定のような規則規格の知識 ・・・ といったようなこと。 ・ソフト ・・・ シーケンサ、タッチパネルのプログラムや作画、ネットワーク構築の知識、 スキャンタイムやハンドシェイクの考え方、有効なデバッグ方法、スクリプトの 使い方、そこそこのVBやC 言語の知識 ・・・ といったようなこと。 たとえば、単3ブレーカにはなぜ中性線欠相保護機能がついているかを知らない ( というかそんな機能があること自体知らない ) 「 ソフト屋 」さんであるとか、パリティはなぜ偶数か奇数かを指定しなくてはいけないか知らない ( というかパリティって何? みたいな ) 「 ハード屋 」さんであるとか。 ま、中にはブリッジ回路の説明さえできないような 「 電気屋 」 さんもいるわけだけどね。いいんかいな。 うちは全員ある程度以上にはオールマイティ ・・・ だと思う、たぶん。 ( ・ω・) ※ トライアングル・アタックは関係ないってば。 05月O6日(水) 徹夜の錬金術師 ゴールデンウィークも終わりっと。・・・あ、まだ続く人も結構いるのかな。 では気を入れなおしてがんばりましょう。 05月O5日(火) どこ行ってもうたんや・・・ ちょっと前に話題になった求人広告。 うちと同じ盤屋さんらしいのだけど、あまりに面白かったので転載。 センスあるなあ・・・ ( ´∀`) 実際、すごい数の応募があったそうですよ。 05月O4日(月) R端子とY端子 「 俺ねー、学生時代サッカーやりすぎで、オズグット病なのよ 」 って言ったら、「 それ、伝染るの!?」 とか言って半歩身を引くわけよ。 うつしたろかっ! (゚д゚#) んなことは、どうでもいいですね。 さて、制御盤で使う圧着端子の種類の分け方には何通りもありますが、ビスで締める部分の形状で大別すると、 R端子( 丸端子 ) と Y端子 ( フォーク端端子) の2種類が一般的です。 左側がR端子、右側がY端子です。 他に、機器の端子台によっては、下側のような棒端子だとかを使う時もありますが、それらはあくまで例外です。 RとY、どちらを標準とするかは、客先の仕様によります。客先の仕様で特にうたっていない場合はメーカー標準 ( 製作者標準 ) ということになります。ちなみに、当社の標準はR端子で、Y端子は使いません。 実は、Y端子というのはJISに規格がないんですね。ですから、盤製作にあたってJIS準拠を掲げている場合は、 Y端子は使ってはいけません。R端子の中にも、JIS規格がないものもありますから、R端子なら何でもいいというわけでもありません。 「 Yの方が接続が楽だから 」 という理由だけでY端子を標準に使っている盤屋さんが いるとしたら・・・うーん、ま、コメントは控えます。 (^_^;) 第一、Y端子の方が配線接続作業が楽かというと、必ずしもそうでもないです。外部端子とかならともかく、リレーだとかのちっこい端子に ダブルで接続するような場合は、むしろ丸の方がやりやすい。確かに、試験とかで電線ををリフト ( 端子から浮かせる ) したいような場合は Yの方がはるかに楽ですが、それはあくまで試験やトラブル発生時といった特殊な期間だけの話。普通は電線は外さないのです。 それから、「 丸でもYでも端子がゆるんでいれば結果は同じ 」 という声も聞きますが、丸ならゆるんでも抜けることはないんですね。 Yだとゆるんで抜けると、地絡短絡の危険があります。抜けると危険だからという理由で動力回路にY端子を使わないのだとしたら、制御 回路ならいいというのは理屈に合いません。「 制御用の弱電なら、もし地絡短絡してもたいしたことない 」 なんて考えてるんだとしたら、 電気屋失格です。 もっとも、これらは国内での話。海外向けはまた別です。 05月O3日(日) ラダつく その6 LLTを使ってみよう せっかくですから、ここらでシミュレーション・ツールであるLLTを使ってみましょう。LLTとは、「 ラダー・ロジック・テスト 」 のことです。 「 ツール 」 から、「ラダーロジックテスト起動 」 をクリック。または、 このアイコンをクリックすると、LLTが開始されます。 こんなウィンドウが立ち上がります。 特に、何か操作する必要はありません。ナマ暖かく見守って いましょう。 トライアングル・アタックはあんまり関係ありません。 見守っていると、LLTが仮想CPUにプログラムを書き込みます。実際に、実機にデータをダウンロードする時と同じ雰囲気です。 なお、実機へのダウンロードの方法は、また後日あらためて書きます。 書き込み完了すると、こんな感じの画面になります。 LLTを使うと、使用モードが強制的に 「 書き込みモード 」 から 「 モニタモード 」 に切り替わります。実際に、実機に接続して中を モニタしているのと同じ画面状態になります。 「 モニタステータス 」 のウィンドウがジャマなら、テキトーな位置へドラッグしてどかしてください。このウィンドウに表示されている 「 100.000ms 」 というのは、スキャン・タイムを示します。スキャン・タイムという概念はシーケンサではとても大切なので またいずれ詳述しますが、ごく大雑把に言うと、CPU がプログラムを1回実行する時間のことです。具体的には、シーケンサが 1.入力の状態を確認して、 2.ラダーを1行目から最終行目まで演算し、 3.その演算結果から、ONするべき出力をONさせる までを 「1スキャン 」 といいます。シーケンサは、延々とこの作業を繰り返しているのです。そして、この1スキャンに要する時間を 「 スキャン・タイム 」 といいます。スキャン・タイムは、プログラムの容量その他によって伸びたり縮んだりします。シーケンサは、この 演算速度がとても速い( DCS等と比べて ) のが特徴で、制御機器としてのとても大きなメリットになっています。 ただし、LLTでは、スキャンタイムは 100ms固定です。伸び縮みはしません。 ではここで、強制ON-OFF操作をしてみましょう。 「 X0 」 という入力接点の上にカーソルを持っていき、Shiftキーを押しながらダブルクリックします。 そうすると、「 X0 」 という接点が強制ON状態になります。外部スイッチが押されたのと、同じ状態になるわけですね。 実機でもLLTでも、ONしている接点やコイルは、上図のように青く塗られた状態になります。これは基本中の基本でとても重要なので 忘れないこと。 X0が強制ONされると、そこにつながっている Y20 という出力コイルもONされます。 「 押しボタンが押されて、リレーに出力した 」 という状態をモニタしているわけです。 強制ONした接点やコイルは、もう一度 Shift + ダブルクリックでOFFに戻ります。 LLTは、アイコンをクリックすれば終了します。 いろんなラダーを書いて、その回路が正しく動くかどうか、LLTで試してみましょう。 05月O2日(土) ラダつく その5 ラダーと入出力ユニットとの関係 それでは、ラダーと実際の入出力がどう関係しているかというお話。 押しボタンを押したら、リレーがONするという回路です。概念図ではこんな感じ。 左側が入力ユニット、右側が出力ユニットです。トライアングル・アタックはあんまり関係ありません。 実は、入力ユニット、出力ユニットの中にも、ちっこいリレーが入っていると考えてもらうと分かりやすいかと思います。 まず入力ユニット。 パワーサプライから出た直流電源が、入力ユニット内部のリレーをONさせると、ラダー上の「 X0 」 という接点がON状態に なります。入力ユニットには、常時パワーサプライからDC24Vのプラス側が接続されています。外部の押しボタンが押されると、 マイナス側も閉回路になって、入力ユニット内部のリレーがONしますね。 一方の出力ユニット。 ラダー上で 「 X0 」 がONすると、「 Y10 」 というコイルがONします。そうすると、出力ユニット内部リレーがONして、 接点が閉になります。 この時、外部のリレー ( 図の右上 ) には、DC24Vのプラス側が常時接続されています。「 Y10 」 がONして、 出力ユニットの接点がONすると、外部リレーのマイナス側が閉回路となって、外部リレーがONします。 図で、実線部分が、実際に電線で配線される部分です。 入力側は、パワーサプライのプラスからでた線がマイナスまでつながれば、ラダーの 「 X0 」 がONするということ。 出力側も、ラダーの 「 Y10 」 がONすれば、プラスからマイナスまでつながるということになります。ピンと来ない人は、 入力、出力それぞれの線を、パワーサプライのプラスからマイナスまで、指でたどってみてください。 ちなみに、出力のピンク色の線は何かというと、出力ユニットの内部リレー ( 実際にはトランジスタ )を駆動させるために 必要な電源なので、回路自体には関係ありません。 早い話が、入出力ユニットというのは、ユニットの中に点数分のちびっこいリレーを持っていて、ラダーというのは、さらに 無数のソフト的なリレーを持っているわけです。そもそも、シーケンサというのはリレー回路の代用品としてスタートしたものなんですから、 当たり前のことですよね。 ここで例に挙げた入出力ユニットは、それぞれ16点ユニット、すなわち、16個分の入力と、16個分の出力を扱えるユニットです。 PLC の世界では、基本は16進です ( 進数の細かい話はまたいずれします )。 0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,A,B,C,D,E,F 入力ユニットの、端子No.1につながれた電線は、「 X0 」 としてラダー上で処理されます。端子No.2なら 「 X1 」、No.3なら 「 X2 」 ・・・・・・ 端子No.16が 「 XF 」 となります。 さて、入力ユニットで Fまで使いました。じゃあ、その次に並んでいる出力ユニットはどうなるかと言うと、Fの次、16進数では10から 始まります。 ですから、 出力ユニットの、端子No.1につながれた電線は、「 Y10 」 としてラダー上で処理されます。端子No.2なら 「 Y11 」、No.3なら 「 Y12 」 ・・・・・・ 端子No.16が 「 Y1F 」 となります。 つまり、ユニットを並べた順番に、16進数で追い番で数えていくわけですね。ここ大事ですよー。じゃあ、もしこの出力ユニットの右側に、 また入力ユニットを並べたら? そう、その端子No.1は 「 X20 」 になります。理解できましたか? では、本日はここまで。 05月01日(金) CP 今年もあと8ヶ月か・・・。 制御盤にはよく、CP ( サーキット・プロテクタ )と呼ばれる遮断装置がついています。 回路ごとに電路を遮断する機能を持っています。ブレーカと何が違うのかと言えば、本質的な 機能という点では全く同じです。電流遮断能力を持ち、短絡及び過負荷で自動的に引き外し ( トリップ = 電路遮断 )する機構があります。 ただ、ブレーカに比べると、概して定格電流や短絡遮断能力は小さく、従って図体も小さい。 あまり専門的な話や規格上の話をしても詰まんないので省きますが、ブレーカを親とすれば、 子供のような位置づけです、FA制御盤の場合。 ブレーカというのは 「 配線用 」 遮断器であって、負荷自体を過負荷から保護する目的では ありません。過負荷保護定格を持っているとはいえ、過負荷保護ではなく、短絡保護が主目的 です ( モータブレーカやMSSのようなものは別として )。 一方CPの主目的は、回路ごとの分岐と、その回路の過負荷保護になります。ですので、 短絡遮断機能がないCPなんてのもあります。 ブレーカ ───────── CP ───── シーケンサ電源 ├──── CP ───── ランプ電源 ├──── CP ───── 制御電源 ( リレー回路 ) ├──── CP ───── 計器電源 こんな感じですね。切りたい回路だけを切れるようになります。 最近、三菱のC Pの端子カバーがちょっと変わって ( オプションではなく機器付属になって )、テスタが当てやすくなりました。 もっとも、ツメが簡単に折れちゃいそうで、ちゃちくなった、という感じもしますけどね。 (^_^;) 04月30日(木) 日本橋 再開します。
厳しかった4月がようやく終わり、ちょっと一段落しました。G.W.も何日かは休めそうです。 5月は5月でまた慌しそうですが、淡々とこなしていきたいと思います。 04月25日(土) 少々お休みします 出張からは戻りましたが、都合により少しの間更新はお休みいたします。 04月20日(月) トライアングル・アタック ( FA現場のP ID制御 番外 ) 久しぶりにアクセスログ見てみたら、当社内からのアクセス多すぎて噴いた。 というわけで、『 ファイアーエムブレム 』 をクリアしました。早いっしょ。これ、FC 時代に相当 ハマったやつのリメイク版なので、進め方とかコツとか知り抜いているのよ。 何度やっても絶対にレギュラー戦闘員に加えるのが例の三姉妹なんだけど、強引にこじつける と、P ID制御というのもある種のトライアングル・アタックですよね。この場合、加入がワンテンポ 遅くて扱いに苦労するエストが、P IDだと 「 D ( 微分 )」 にあたるような気がします。 実際、本来のPAに比べ、FA制御におけるDはあまり重要性を持たず、無視される ( 設定され ない )ケースが多く、P ID制御とは言いながら、「 P I制御 」で終わっている現場が多いのです。 理由はいくつもありますが、Dを必要とするほど精密な制御までは必要としない、そもそもDの チューニングというのはとても難しく、ヘタに入れるとバタつきがひどくなる、といったあたりが 中心でしょうか。特に、圧力制御ではDを設定するケースはほとんどありません。 これから、従来のワンループに取って代わって、計装PLC などを用いて本格的にPAをFAに統合していくのなら、このチューニング問題は 避けて通れませんね。私もまだまだ勉強が必要です。 さて、明日より静岡工場に出張なので、週末まで更新はお休みいたします。ではでは。 (* ´∀`) ノシ 04月19日(日) SQRT
よく考えてみれば、SQRTという関数使ってるんだから当然ですよね。確か、EXCEL とかでも、マイナスの平方根は できないはず ( できたら、ごめん )。 変な思い込みがあると、問題解決まで余計な時間がかかるという教訓でした。 ではまた一週間、がんばりましょう。 (`・ω・) 04月18日(土) 週刊ニパ子ちゃん その20 全然 「 週刊 」 じゃないけどな。 俺ね、昔から 「 いつの日か高い所から落ちて死ぬ 」 っていう強迫観念があるんだよね。でも、高い所好きなんだよなあ・・・。 04月17日(金) シュレ猫を探す ハード回路 ( リレー・シーケンス ) に比べ、PLC を使ったソフト回路では、「 想定外の操作、動作 」 に よる変な動き、という可能性がより多く隠されています。シミュレーションとは、単に 「 正しい動き 」 を確認 するだけでなく、「 変な動き 」 が出ないように検証することがより重要であるとも言えます。 例えばよくある例として、 ・ 計算式で、うっかり 0で割る結果が発生してPLC がエラーを出す。 ・ 同様に、オーバーフロー ( 1ワードデータの数値が32767を超える )でPLC エラーを出す。 ・ タッチパネルで、すでに起動している負荷の押しボタンを押すと、また 「 起動しますか? 」ウィンドウが ポップアップする。 ・ ステップ・シーケンスで、すでに進行しているステップが、「 スタート 」 ボタンを押すとまた最初から 当たり前のように始まってしまう。 典型的ななバグですね。いわゆる 「 動きゃいいんだよ! 」と豪語するプログラマーの作るソフトには、こうしたバグがいっぱい潜んでいる 可能性が高いです。設備稼働当初は問題ないように見えて、ある日突然トラブルの元になったりします。 ※ 写真は関係ありません。こないだ現場行った時、事件現場に出くわしました。 04月16日(木) シミュレーション・ボード また牛丼でした。昼食ってるヒマなかったので、メガ盛りで。 (σ・∀・)σ ソフトのシミュレーションは会社でもできますが、ハード I/Oはこんなシミュレーション・ボードを 使います。例えばタッチパネルなんかを使って模擬的に入出力を作って動作試験できたとしても、 実機の盤内配線の試験もまた必須だからです。ハード I/O点数が多い制御盤では、こんなボード が4面も5面も並ぶ時があります。 以前にも書きましたが、これらのシミュレーション装置は、工場の検査担当者が組んでくれます。 数100点も I/Oがあると、どのスイッチ、ランプがどこにあるかを覚えておくのも大変です。 慣れないうちは、うろうろとスイッチを探すうちに、タイムアウト・エラーを出すこともしばしば。 お客さんのお立会い検査までに、操作をスムーズに行えるようにしておくことも重要な仕事です。 04月15日(水) 色んなパーツ 制御盤に取り付ける、機器以外の様々なパーツの一部をご紹介します。
ファイアーエムブレムがちっとも進みません。どうしたらいいでしょうか ・゜・(つД`)・゜・ 04月14日(火) ラダつく その4 ユニットの構成 べ、別に ( 以下略 ラダー作りを先に進める前に、ユニットの構成について。 シーケンサのユニットには、電源、CPU、I/Oユニットが一体型になったものと、個々のユニットに分かれているものがあります。 三菱の場合、前者はFXシリーズ、後者はQシリーズ ( ちょっと前なら生産中止になったAシリーズも ) があります。 状況によって使い分けますが、より応用性と拡張性のあるQシリーズで話を進めます。ちなみに、FXシリーズとQシリーズでは、 命令語とかにも微妙な違いがあります。同一メーカーなのに、シリーズによって命令語まで違う。これは三菱に限った話でもなく、 PLC というものの統一性のなさの象徴するような話です。 こういう、各種ユニットが分かれているものを 「 ビルディング・ブロック型 」 などとも言いますが、こんな名称は別に 覚えなくてもいいです。 (`・ω・) おおまかに基本ユニットを挙げると、 ① ベースユニット : 個々のユニットをはめ込んでいくベースです。電源ユニット、 CPUユニットを除くユニットがいくつはめられるかで、何種類か あります。 ② 電源ユニット : ユニット全体に電源を供給するユニットです。 ③ CPUユニット : シーケンサの頭脳部。機能やメモリ容量によって沢山の種類が あるのは、前回ちょっと見たとおり。写真は、「 Q02H 」です。 ④・⑤ 入出力ユニット : その名のとおり、入力及び出力をするためのユニット。 ベース、電源、CPUは必ず1つずつ必要です。入出力は、必要な点数分用意します。 メーカーによっては、ベースというものが存在せず、ユニットどうしをはめ合わせていくものもあります。三菱は、必ずベース式です。 ベースに、各ユニットをはめ込んでいきます。一番左は必ず電源、その隣りはC PUです。 入出力ユニットをはめる場所を、「 スロット 」 と言ったりします。電源、CPUを除いて、左から0スロット、1スロット・・・と数えます。 ベースユニットには、3スロット用、5スロット用、8スロット用、12スロット用があります。 ユニットをはめ込むと、右の写真のような感じになります。 ひと口に 「 入出力ユニット 」 と言いましたが、この入出力ユニットの中に、また色んなユニットが あります。通常の入出力、温度やパルスを入力するユニット、各種通信ユニット、最近では三菱も P IDができるユニットなんてのもあります。 通常の入出力ユニットにも、8点から64点まで、入出力点数の違いでバリエーションがあります。 写真は、16点のユニットです。どれだけどんな種類があるかはおいおいまた説明しますが、 興味ある方はメーカーのHP ( MELFANS ) からカタログをダウンロードして眺めてみましょう。 では、次回は、このユニットとラダーがどう対応するかについて。 関連記事 05月O9日(水) ユニットの並べ方 12月10日(水) MELSEC CPUの選定 その1 12月11日(木) MELSEC CPUの選定 その2 12月12日(金) MELSEC CPUの選定 その3 12月15日(月) MELSEC CPUの選定 その4 04月13日(月) なんか、きた
そんな中、私のところにも 「 定額給付金申請書 」 とやらがきました。さて。 04月12日(日) SUS盤の開口 本日はハード改造工事でした。 既設のSUS盤に、新たにパネコン取り付け用の穴を開口します。
例によって助っ人に来てもらいました。 ステンレスはマジ硬いです。新品の刃を使っても、あっという間に切れなくなって行きます。 帰ってみたら、グランパスは負けてるしマリーンズは負けてるしイナズマアマリリスは惨敗だしで、疲れ倍増・・・。 ではまた一週間、がんばりましょう。 (つд`) 04月11日(土) なんか懐かしい
明日はまた早起きで現場なので、もう寝ます。おやすみなさい。 04月10日(金) モータの回転方向 また牛丼か・・・いくら好きとはいえ。 (-ω-) 今日は、SDSさん ( ラック・筐体メーカー ) とキーエンスさん ( バーコード関係 )が来てくれて商品説明してくれました。だから、なんで 俺が窓口になっているんだろう・・・?
3相モータの正転、逆転の回転方向を変えるには、3本の電線のうち、2本を入れ替えます。 どの2本でもいいのですが、UとWを入れ替えるのが一般的です。本来はモータの接続端子で入れ替えてほしいところですが、 ここは一度接続すると入れ替えが面倒なので、盤の端子台で入れ替えられてしまうケースが多いです。ま、逆相になっているのが 一目で分かるので、それもまたよしイエス。 なんで3本のうち2本を入れ替えれば逆に回るのか。 UVWUVWUVWUVWUVWUVWUVW・・・・ U → V → W の順番が正転だとすると、 ・ UとWを入れ替えると、 WVU WVU WVU WVU WVU WVU WVU ・・・ W → V → U なので逆転 ・ UとVを入れ替えると、 VUW VUW VUW VUW VUW VUW VUW V ・・・ やっぱり W → V → U なので逆転 ・ VとWを入れ替えると、 UWV UWV UWV UWV UWV UWV UWV U ・・・ これでも W → V → U なので逆転 というわけです。 では、よい週末を。 (* ´∀`) ノシ 04月O9日(木) FA現場のP ID制御 その2 また牛丼か・・・好きだが。 (-ω-) もう桜も散り始めたです。 いきなり 本筋と関係ないところから始めちゃうのよ。P IDって言っても、いったいどこから話したら いいか途方にくれちゃうのよね。参考書いっぱい出てるわよね、Webにもいっぱい見つかるわよね、 悲しいけどこれ、現実なのよね。 ・・・って何言ってるんだ、俺は。牛丼が脳に回ったらしい。 ワンループ・コントローラにも、指示調節計にも、計装PLC にも、P IDユニットにも、P ID命令語 にも頼らず、純粋にラダーだけで、P ID演算式は書けるのか? 実はまだやってみたことないのよね。書けるのは間違いないと思うけど、実際にやってるツワモノ もいるのかしら。ラダーじゃ効率悪そうだなあ。ST使えばどうにかなるか・・・なあ。ラプラス変換も しなくちゃいけないだろうし・・・。 ちょっと話それた。 何が言いたいかというと、このP IDの話に象徴されるように、技術的な話をする時に、どこらへんをメインターゲットにすればいいのかと いうことは、常々悩んでいるのよ。P IDの場合なら、 1 P ID なんて全く聞いたこともない人。 2 なんとなくなら分かるという人。 3 実際にバリバリ使っている人。 1の人を対象にするなら、参考書を読んでもイマイチ分からないという人のために、思いっきり分かりやすく説明してみたい。 2の人を対象にするなら、じゃあ、実際にどうやって設定したり、どんなことに気をつけたらいいかという話をしてみたい。 3の人を対象とするなら、上記したようにラダーでP ID演算式を作るというマニアックな話をしてみたい。 この悩みは、『 ねこどん 』 ある限り続きそうだなあ。 04月O8日(水) 計装シーケンサの画面自動生成 『 阿修羅展 』 観に行きたいなー。床屋に行く余裕さえないのに、とても無理か・・・。なんかすっごい混んでるらしいし。 公式サイトはこちら http://www.asahi.com/ashura/ さて、三菱の計装シーケンサ ( PX Developer ) とタッチパネル ( GOT ) を組み合わせると、計装画面を 自動作成してくれるという機能があります。 まず、モニタツールを起動。画面生成したいプロジェクトを読み込みます。 ファイルから、「 GOT画面生成 」 をクリック。 えーと、これは余談ですが、「 GOT 」 というのは三菱のタッチパネル (GRAPHIC OPERATION TERMINAL) のニックネームです。決して、タッチパネルの一般略称ではありません。以前、とある大企業の仕様書に、 「 GOT はデジタル社製とする 」 なんて文言があって噴きそうになりました。 あとは、ウィザードが立ち上がって、勝手に画面作成し、任意のフォルダに画面プロジェクトを新しくひとつ作ってくれます。 作成された画面はこんな感じです。 おお、これはすごいね。うーん、でも、ビジュアル的にはいまひとつかなあ・・・ (´・ω・`) フェースプレートのウィンドウも作ってくれます。こいつはなかなかいい感じですね。 あとは、この画面プロジェクトをそのまま利用してもよし、任意の画面をコピーして使ってもよし、任意のパーツだけを切り抜いて 使ってもよし。 なかなか便利な機能ですが・・・ 正直言って、使いません (。。;) すまん。 04月O7日(火) ラダつく その3 プロジェクトの作成 べ、別にこのネタのことを忘れていたわけじゃ ( 以下略 目指すは、日本一やさしいラダー入門。 では、プログラムを作成してみましょう。 アプリケーションを起動します。 メニューから新規作成をクリックするか白紙アイコンをクリックすると、プログラムを新しく作成することができます。 なお、これらタブにあるプルダウンメニューのほとんどは、アイコンで表示されています ( 設定でアイコン表示の有無も変更できます )。 「 新規作成 」 すると、こんな設定画面が出てきます。 「 PC シリーズ 」 は、デフォルトのまま 「 QCPU ( Qモード )」 にしておきます。また、「 PC タイプ 」 もデフォルトのまま 「 Q02(H)」 にしておきます。これらが何かと言うと、CPUの機種を選定しているわけです。三菱はCPUのバリエーションが ご覧のとおり山のようにあって、CPUの機種よってメモリ容量が違ったり、使えない機能があったりします。 ここでデフォルトで出てくる 「 Q02H 」 というタイプのCPUは、恐らく現状もっともスタンダードなシリーズです。 余談ですが、三菱はご覧のとおり、「 PLC 」 ではなく、いまだに 「 PC 」 という表記を使っているんですね。これは頭の片隅に置いて おいてください。「 GX Developer 」 に出てくる 「 PC 」 とは、パソコンのことではなく、シーケンサCPUを指します。 さて、その他の設定です。「 プログラム種別 」、これはデフォルトのまま 「 ラダー 」 でOK。 「 ラベル設定 」 もデフォルトのまま、「 ラベルを使用しない 」 にしておきます。ラベル・プログラムは上級編です。まだ早い! 使用するに設定しちゃうとまた面倒な説明が必要なので、使用しないで行きます。 「 プロジェクト名と同一名の・・・ 」 というのも、デフォルトのままチェックしません。これもちょっと上級編です。いずれまた説明する時が くるかと思います ( まだだいぶ先です )。 「 プロジェクト名を設定する 」 はどちらでもいいです。 ( 最後に、「 名前をつけて保存 」 すれば同じなので ) 「 プロジェクト 」 とは、要するにプログラムのことです。好きな名前をつけてかまいません。 ここでプロジェクト名を作成すると、このプログラムは 「 MELSEC 」 というフォルダ ( 恐らくC ドライブ直下 ) に保存されます。 さて、設定がすんで 「 OK 」 をクリックすると、いよいよプログラム作成画面になります。 上図の赤丸の位置に、アイコンが4つ並んでますね。左から、 ・ 読み出しモード ・・・ ただ、プログラムを眺めるだけのモード。新規、追加の書き込みはできません。 ・ 書き込みモード ・・・ 新しくプログラムを書き込んだり、変更したりできます。 ・ モニタモード ・・・ 稼働中の実機に接続して、実機の動作状態を表示するモード。現在動いているCPUの状態が見られます。 ・ モニタモード ( RUN中書き込み可 ) ・・・ モニタしながら、なおかつオンラインでプログラムの追加や修正ができるモード。 まずは、書き込みモードにしましょう ( デフォルトは書き込みモードのはずです )。 じゃじゃーん。では、プログラムを書いてみます。 ラダーには、沢山の命令語があります。それら個々の命令語についてはおいおいまた説明するとして、まずは簡単に、入力接点1個と 出力コイル1個のラダーを組んでみます。 上図の四角のように、基本的な命令語はアイコン化されています。また、ファンクション・キーでもOKです。できれば、ファンクション・キー で扱えるように慣れておきましょう。例えば、入力接点は、 ─||─ というアイコンをクリックするか、F5キーを押すと上図のように ウィンドウがポップアップします。 ウィンドウが出たら、デバイスを打ち込んであげます。デバイスというのは、固有のアドレスです。三菱の場合は、「 記号 + 番号 」 という アドレス構成になります。他メーカーでは、こういうアドレス構成はむしろあまりないんですけどね。 んじゃ、アドレスとは何かというと、まあ、リレーのデバイスNo.と同じです。三菱では、外部からの入力の場合は 「 頭にX 」 外部への 出力の場合は 「 頭にY 」 という決まりごとがあります。これは絶対に覚えておかなくてはいけません。 X0 というのは、「 1番目の入力端子に接続されている入力接点だよ!」 という意味です。( この辺りのことも、また別に説明します ) ともあれ、とにかく 「 X0 」 と打ち込んで、OKをクリックするか、Enter キーを押します。 入力接点 「 X0 」が書き込まれましたか? では次に、出力接点を書きます。 同じく、アイコンもしくはファンクション・キーで、コイルを打ち込みます。「 Y20 」とでもしておきましょうか。 Enter キーで入力。 三菱の場合、接点やコイルは、つなげて書く必要があります。コイルの場合は、自動的に一番後ろに書かれます。わざわざ中間に横棒を 書く必要はありません。この辺のことは、色々試してみてください。 上図のような回路が作成されました。 しかし、まだ確定されてはいません。確定するには、上図のように 「 変換 」( またはF4キー )操作が必要です。 この 「 変換 」 を行うことで、実はアプリケーションが、ラダーをマシン語にコンパイルするのだとでも思ってください。変換されるまでは、 色が変わったままです。この状態でモードを 「 読み出し 」 にすると、書きかけのラダーはなかったことにされます。 「 変換 」 したら、プログラムは完成! たった1行のラダーですが、これでも 「 X0 」 に該当する入力端子に押しボタンを接続し、「 Y20 」 に該当する出力端子にリレー、 マグネットなどを接続して配線すれば、立派に 「 押しボタンを押したら、モータが回る 」 という回路ができあがっているのです。 終了するときは、上書き保存 ( 最初にプロジェクト設定をした場合 )、または 「 名前をつけて保存 」 です。このへんは、他の色んな ソフトと同じですね。 では、今日はこれまで。 デバイスの意味だとか、どう実際の入出力に対応するのかだとかは、また順次解説しますので、慌てずにいきましょう。 まずは好き勝手に色々書いて、あれこれ試してみてください。 04月O6日(月) キャリブレータ
左に2台並んでいるのが、「 キャリブレータ 」 と呼ばれるもので、計装のシミュレーション及び試験には必須のアイテムです。 DC 電圧、電流や、温度信号を発生させたり、逆にモニタしたりすることができます。 キャリブレータはアナログ計器 ( 例えばシーケンサのアナログユニット ) の校正器ですが、キャリブレータ自身も定期的に 校正を受けます。弊社では2年ごとに、メーカーに校正に出しています。 これを使い出すということは、プログラムがあらかた終わったということでもあります。ま、本当に大変なのはここからなんですけどね。 04月O5日(日) SAGA 『 HEADS OR TALES 』 を買う
ところで、「 シーケンサ 」 でネット検索すると、PLC よりもいわゆるMIDIシーケンサーの方がヒット件数が 多いような気がする。もし当時 MIDI なんてものがあったら、俺はどんだけハマッていたことだろう ( 厳密に言えばなかったわけではないけど、そもそもコンピュータ自体が高嶺の花で、とても手が出なかった )。 さて、また一週間頑張りましょう。 ・・・っても全然休んでない身には、空しい言葉。 04月O4日(土) こちらスネーク いつの間にか、プロ野球が開幕してたよ・・・。 本日は、屋外キュービクルの改修工事でした。いやあ、雨降り出さなくて良かった。 古いキュービクルの場合、小動物の侵入による地絡、短絡事故というのがかなりあります。 特に、ヘビってやつはまあ、「 短絡するために生まれてきたんか、お前!」 というようなカッコ してますからね。 (;一_一) あったかくて外敵の目を逃れやすくて、エサとなる虫やら何やらがいるキュービクルは、 ヘビだのネズミだのモグラだのが常に侵入を狙っております。たまに、猫が入ってたりすることも あるらしい。もっとも、これはキュービクルに限らず、盤という盤に共通の心配事項ですが。 ヘビもKYやったらいいのにな。 「 足元ヨ~シ!!」 ~>゜)~~~ 04月O3日(金) 二重化シーケンサ その2 愛さんはもう薄着だ。俺はまだセーターに防寒着だ。 愛さんには申し訳ないが、OMRON C 2000Hデュプレックスを、三菱の二重化シーケンサに置き換えて しまったりもしたのだ。 ・・・ 怒ってる?
コネクタ-端子台変換ユニットはちゃんとOMRON製を使ったので許しておくれ。 (-人-) ところで、とある資料によると、PLCユニットのトラブル ( 故障とエラー ) の発生率は、 1.I/Oユニット 43% 2.CPUユニット 23% 3.電源ユニット 14% 4.通信ユニット 7% 5.その他 10% ということだそうだ。I/Oユニットの故障率がズバ抜けて高いにもかかわらず二重化対象にならないのは、まず回路的に極めて難しいこと、 I/Oユニットの故障が致命傷になる確率が低いこと、交換が容易なこと、そして、それらを考慮した上での対価によるものだと思う。 小さな声で言うと、 「 I/Oにまで二重化を求めるほど重要なシステムには、そもそもPLC なんて使わないでください!」 ということだったりするかもしないかも・・・。 04撃O2日(木) グリーン調達
グリーン調達における塩ビの位置付けは相変わらず微妙だが、FAを含む電機業界ではすでに脱塩ビが 本線のようだ。ひたすら乗り遅れることを恐れてお題目唱えているだけの企業と、積極的に利益に結び付けようとしている 企業との差もまた顕著だ ( どこがどうとは言わないが )。 塩ビは絶縁性と難燃性に優れているので、制御盤内にも ( 電線被覆や機器類以外にも ) 導電部位の カバーとして使われることが多く、客先によっては、アクリル不可で塩ビを使うように指定してくる所もある。 環境問題はもちろんとても大切なことだし、それが利益につながれば言うことはない。ただ、「 塩ビを使いません = エコですよ!」 という短絡思考の蔓延は、ちょっと気持ちが悪いな。 04月O1日(水) おかげさまで 会社より、勤続 ●●年の表彰をして頂きました。 (⌒-⌒) これからも、誠意と好奇心と根性と体力と体力と体力と体力と体力で 頑張っていきますので、 今後ともよろしくお願いいたします。 m( __ __ )m 3月までを、また過去ログに移しました。 |