猫に鈍器 過去ログ
猫に鈍器
日々の雑感など
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06月27日(月)  余りはどこに?

  やっと夏がきたな。 ( ´∀`)

  わりと最近まで勘違いしてたので覚書。
  KV の場合、四則演算命令には2通りあるのだけど、全く同じというわけではないっちゃ。

  除算だと分かりやすいのだけど、




  どっちも
「 100÷3 」 なんだけど、
  上の行の場合は、余りは自動的に商の次のデバイスに格納されます。商がDM10 なら、余りはDM11 に入るってことね。
 MELSEC とかと同じだね。
  下の行の場合は、余りは TMデバイス ( テンポラリメモリ ) に格納され、商の次のデバイスには入りません。
  サフィックスによって占有ワード数やTMデバイスが違ったりもするので注意ですね。まあ、マニュアルちゃんと見ろよって話だね。
  割り算して余りを利用したりする制御も結構ある。単純な例では、任意のバイナリ値が偶数なのか奇数なのかを判定したり。

  あ、ただし、上の行の命令語の場合、ローカルラベル使用時は、データ型の設定にもちょっと注意が必要です。

  ではまた。





 
06月22日(火)  問題

  ユーロやっぱおもしろいなー。決勝トーナメントは、なかなか衝撃的な組み合わせですね。

  衝撃と言えばザンですが ( って、ここ見てくれてる人でメガテンやってる人がどれくらいいるのかという話だが )、
 当社のザン担当は、意表をついてラクシュミさんです。ザン担当ですが、主な役割はセクシーダンスです。



  そんなこたあどうでもよくて、以下、問題。

  産業機器の機械制御装置として使われる
  PLC (Programable Logic Controller ) の
  記述として、適切なものはどれか。

  ア. 自動制御であり、偏差の比例、積分及び微分の3要素で制御する。
  イ. 主としてラダー図を使ったシーケンスプログラムによって制御する。
  ウ. 電圧及び電流のアナログ信号をディジタル信号に変換する。
  エ. リレーシーケンス回路のハードウェアによって制御する。


  実はこれ、応用情報技術者試験の過去問です。

  ひねくれ屋さんなら、
「 アとウも間違いとは言えねーだろ!」 とでも言い出しそうな選択肢ですが、もちろん、正解は
 「 イ 」 です。
  実業にしている人には簡単でも、試験のために言葉を学習しているだけだと、考えすぎちゃうかもしれないですね。

  ではまた。




 
06月20日(月)  インストール不具合

  
コタツしまったよ! ( ゚ ∀゚ )

  そう言えば、第6世代とか言われるプロセッサのPCに、MELSEC のアプリケーションがちゃんとインストールできない問題と
 いうのがあって、テクニカルニュースになってるくらいなので、結構困った人が出たんではないかと思われます。

  http://www.mitsubishielectric.co.jp/fa/document/technews/plc/fa-d-0210/fad0210.pdf   ( PDF )

  今パソコン買い換えようとしてる人は、ちょっと注意した方がいいかもしれませんね。

  現場へのパソコンの持ち込みも、どんどん厳しくなってます。初めて行くような現場は、元請けさんなりエンドユーザーさん
 なりに、パソコンやメモリ類の持ち込みに関しては事前に確認しておいた方がいいですね。

  ではまた。




 
06月15日(水)  新機種情報

  現場をうろちょろしています。

  そう言えば、デジタルさんからも、産業用Hubが出ましたね。
    http://jpn.proface.co.jp/product/commu_equip/hub/index.html   
  FAHub ( 産業用Hub ) も色んなメーカーから色んなタイプが出そろい始めてて、もうちょっと安くなってくれると嬉しいですが、
 選べる余地が増えるのは嬉しいことです。あくまで使用用途によるので、必ずしもFA現場から OAHubが絶滅することはないで
 しょうが、( 何しろ安いですし )、制御盤に組み込むなら、もうFAHub前提がよろしいかと思います。
  そのうち、各メーカーの性能、値段の比較でも載せてみようかと思います。

  絶滅と言えば、以前謎の絶滅で話題になった葛西臨海水族園のマグロは現在よみがえっています。

まぐろたち

  水族館や養殖場のマグロの死因には、壁との衝突死も少なくないそうなんですが、かつては LANにおいても、データの
 コリジョン( 衝突 )に悩んだり、コリジョン回避による伝送遅れに悩んだりもしたのです。
  葛西臨海水族園のマグロカツカレーは美味しいです。
  ではまた。




 
06月12日(日)  ラベルの割り付け先

  
ユーロはじまった━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

  また寝不足になりますけど、こういう寝不足ならいいですね。今回も、スイス応援。

  さて、ラベルで自動割り付けにすると、MELSECの場合、割付範囲のお尻から実アドレスが使われていきますね。



  アドレス表示させると、こんな感じです。



  ここでちょっと気にしておかないといけないのは、
    ・ ラダー上から任意のラベルを削除しても、ラベル登録を削除しないと、一度使われた実アドレスは復活しない。
    ・ ラベル登録を削除してコンパイルかけ直すと、実アドレスが割り付けしなおされる。

  不要になったラベルや、名称を変更したラベルは削除しておきたいところですが、うっかり削除すると割り付けデバイスが
 変わってしまいます。これが意外に厄介な現象を引き起こすことも。
  Qシリーズ ( Works2 ) はもう、この実アドレス割り付け式はどうにもならないのでしょうかね。

  とは言え、MELSEC に限らず、ラベルプログラミングするケースはやっぱり増えてきました。
  別に IEC を意識しているわけじゃないんですけど、実用上、ラベルでやった方がはるかに楽な仕事が続いたということで、
 方法論としてはやはり有用だなあと思うわけです。問題は、これまでにも書いてきた通り、頑なにラベルを押しつけたりとか、
 逆に頑なに毛嫌いするとか、そういう柔軟性のない風潮が結構根強いってとこかな。


  ということで、当社のアギ担当はアマテラスさんです。



  ブフ担当はヒーホーくん。



  頑なに、スキルを押しつけています。

  ではまた。




 
06月05日(日)  Windows10

  現場のヘルメット、ゴーグル、マスクが辛い季節になってきました。

  さて、Windows10については、アプリ の対応状況が気になるところですね。
  一応、GX Works のように10対応とアナウンスしているものもあるようですが、バージョンによったりもするので、注意は
 必要ですね。
  たとえば、OMRONの CX One、Sysmac Studio なんかはこの辺参照。

   http://www.fa.omron.co.jp/guide/faq/detail/faq05527.html
   http://www.fa.omron.co.jp/guide/faq/detail/faq05528.html

  PLCやタッチパネルだけでなく、様々な周辺ツールのことまで考えると、二の足を踏みたくなるのもやむをえないところかな。
 社内にひとり人柱がいてくれるといいんですけどね。

  ではまたムレた頭をかきむしりながら一週間がんばりましょう。




 
05月31日(火)  内部デバイスを使ってみよう

  今日は新しい仕事のお打ち合わせで長浜まで行ってきました。  鳥共も 寝入りているか 余呉の海

  ということで、タッチパネルが持つ内部デバイスを使ってみようというお話。タッチパネルは、シーケンサとのリンクに使う
 デバイス以外に、自分自身のデバイスも持っていたりします。使い道は色々ですが、例えばこんなこと。



  シミュレーション用なんかでよく作る、模擬用入出力のスイッチ、ランプですね。
  上図だと、1ページ目に X0〜X3、ページをめくって、2ページ目が X4〜X7 ・・・って感じで、必要なデバイス分、
 ページを作ったりしますね。



  こんな感じですね。
  
  これを、内部デバイス使って1ページですませてしまおう、というものです。
  実は、上図の場合も、複数ページあるように見えますが、実はベース画面1枚だけなんですね。

  一見ひとつのランプスイッチに見えますが、ランプと、スイッチ ( 透明スイッチ ) と、コメント表示を重ね合わせています。




  ここで登場するのが、タッチパネルが持っている内部デバイスです。これはMELSEC GOT ですが、
「 GD 」 というのが
 内部デバイスです。ワードデバイスですね。

  まずスイッチの設定ですが、こんな感じです。



  4つあるスイッチ ( それぞれ、X0,X1,X2,X3 )に、ビット反転の他にワードセット動作を付け加えてあげます。
  上図は、X0のスイッチ、下図はX1のスイッチです。



  設定値に、間接デバイス指定と定数を入れてあげます。

  拡張機能で、「オフセット機能を使用する」 で内部デバイスを設定します。



  次に、ランプの設定です。



  デバイスには、それぞれ、X0 〜 X3 を設定します。
  ここでまた、「 拡張機能 」のオフセット機能で内部デバイスを設定します。



  次は、コメント表示パーツです。
  あらかじめ、コメントを作っておきます。EXCEL で作ってから貼り付ければ、いくらでもあっという間にできちゃいますよね。



  コメント表示部品を設定します。
  デバイスには、内部デバイスを設定します。



  演算タブで、「データ演算 」 設定をします。
  X0 のパーツに「 $$+1」、X1のパーツに「 「 $$+2 」 ・・・ というように設定していきます。



  こんな感じ。



  表示コメントは、先ほど作ったコメントのグループNo.を指定し、表示方法を 「 間接デバイス 」 にします。



  以上で、スイッチ、ランプ、コメント表示はの設定は終わりですので、3つのパーツを重ね合わせて、見かけ上ひとつのランプスイッチに
 します。

  次に、ページ切り替えに見せかけた 三角スイッチの設定です。
  右側の三角スイッチの設定。



  ご覧の通り、これはページ切り替えスイッチではありません。実はワードスイッチなんですね。
  左側の三角スイッチはこう。



  右側の三角スイッチにタッチするごとに、「 GD0 」 という内部デバイスのデータが4ずつ加算され、逆に左側の三角スイッチにタッチ
 するごとに4ずつ減算されるというだけのものです。

  ここで、もう一度画面を見てみましょう。



  上図の状態から右側の三角スイッチにタッチすると、内部デバイス 「 GD0 」 に4が加算されるので、ページはそのままにパーツだけが



  このように変身します。
  タッチするたびに、デバイスが4ずつ加算されますから、一番左のランプスイッチの場合は

    
X0 → X4 → X8 → XC ・・・・・・

  と変身していきます。

  今回の例では4つだけですが、32個だろうと100個だろうと同じです。オフセット値を変えあげるだけ。たった1画面作るだけで、
 100個分でも1000個分でも、模擬入出力ランプスイッチが怒涛のように誕生しちゃうわけです。

  もちろん、こういうオフセット機能を利用した重ね合わせではなく、スクリプトを使って同様のこともできますが、いずれにしても
 あくまでタッチパネルの内部デバイスを使うことで、シーケンサのプログラムに関係なく、使い回しのできる模擬装置が
 作れますよってことですね。
  デメリットもあります。特定のデバイスだけを特別扱い( たとえば、任意のXデバイスだけランプ色を変えたいとか ) にするのが
 面倒だったりとかね。

  まあ、無理に使う必要もありませんが、状況によってはとても便利ですので使い道をあれこれ考えてみるのもいいですね。




 
05月29日(日)  二重化





  ようやく、ちょっと一段落しました。長かったなー、今回。
  そういえば、iQ−Rシリーズに二重化シーケンサがラインナップ!
     http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2016/0525.html
  トラッキングケーブルがかっこ悪い!!  でも、使ってみたいなあ ・・・。 ( ´∀`)  休めなくてもいいから、使えるような案件が
 ほしいです。それにしても、Rシリーズもこうして無限増殖していくんですかね。

  関係ないけど、アリスちゃんです。ムド担当。「 死んでくれる?」 は強烈です。あんた、上司か。



  ついでに、ハマ担当は、ゴッドアロー持ちトキサダくんです。



  それでは、今後ともよろしく。




 
05月18日(水)  展示会情報
無料配布ヘルメット
  今日は平日ナイターなのに結構入ってんなーと思ったけど、ファンクラブデーで、
 ヘルメット無料配布があったからかもしれない。
  まあ、私ももらいましたけどね!
  さすがに現場では被れないなー。

  ということで、電設工業展 ( JECA FAIR )が来週です。
    http://www.jecafair.jp/2016/
  5月25〜27日。今年は大阪ですね。ヘルメットもあるかもね。

  ん? スタジアム行ける余裕が出てきたのかというと、そんなこともないんだけど、
 余裕がなくても行くのが武士ってものです。

  ではまた。





 
05月17日(火)  アナログのスケーリング

  もはや疲れてるのかどうかさえさだかではないですけど元気です。

  さて、アナログを扱う場合は、スケーリング処理が必要になります。ユニットのデジタル値を、必要な工学値に変換するという
 やつですね。たとえば、DC4−20mA入力をADユニットが0−4000とかのデジタル値に変換してくれますが、
 さらにそれを、温度や圧力などのスケール (範囲 )で変換してあげます。

  今では、プログラムで記述しなくても、パラメータで容易にスケーリング処理をできるようになってますね。何故か頑なに
 スケーリング機能を持たせなかったMELSECさえ、最近ではできるようになってきてます。

  ただ、それでもプログラムで記述するという人は多いかと思います。
  理由は色々あるでしょうが、最大の理由は、プログラムで書いておいた方が、どこでスケーリングを行っているかが誰にでも
 わかるからかもしれません。

  一例として、MELSECでファンクション・ブロックを使ったスケーリングをやってみましょう。
  ある程度簡単に、かつユニットパラメータではスケーリングしない、という折衷案みたいなものです。

  まず、MELSECのHPからライブラリをダウンロードします。ダウンロードの手順は前にも書いたと思うので省略。



  ダウンロード、インストールしたライブラリを読み込みます。



  スケーリング用ファンクション・ブロックをチェック。



  プログラムにドラッグします。



  こんな感じで貼り付けられますので、インスタンス名をつけてあげます。ここでは、
「nekomata 」 にしてます。

  ちなみに、今のねこまたちゃんです。

今後ともよろしく

  スキルはこんな感じです。



  貫通スキルは強力ですね。

  思いっきり話が吹っ飛んでしまいました。すみません、休んでないので。

  実際に使うとこんな感じです。



  0−4000のデジタル値を、−2000〜5000 にスケーリングしています。
  上図は、入力値を半分 ( デジタル値2000 ) にした場合。「 D10 」 が結果です。−2000〜5000 の半分、
 1500が出力されていますね。
  いちいち計算ラダーを書かなくてもOKですし、かたまりになっているので見やすいですね。

  もちろん、自分で最も使いやすく汎用性があるファンクション・ブロックを作っている人も多いかと思います。私もそうです。

  ねこまた。じゃなくて、ではまた。




 
05月05日(木)  連休終わり

  ゴールデン・ウィークも終わりですが、

  
もちろん1日たりとも休んでおりません!! ( 半ギレ )

  そんな人間もあまたいるわけですから、連休終わってブルーな気分などというのは、とてつもなく贅沢な気分だということを
 知っていただきたい。そういうことを主張したいわけですよ。

  前に載せたけど、もう一度。

何が不満なんだ、ほんとに

  なんか久しぶりすぎて、このホームページの更新の仕方さえ忘れてましたわ。
  ではまた。